
地元鎌倉の御成通りにいつの間にかオープンしていたお店。2016年9月12日オープンだそうですが、存在を知ったのはだいぶ後になってからでした。4月上旬に初訪問。なんでも都内は立川からの移転だそうですが、店構えは湘南らしくてなかなかの趣です。

メニュー。おもに「らーめん」と「つけめん」の「しお」と「しょうゆ」という展開。大盛は150円増し。
店内はカウンター10席、訪問時は1席を残して満席。週末のちょうど正午ということもありましょうが、人気あるのね。カフェ的な洒落た空間に山小屋の主人のような年配のマスター、なかなか良い雰囲気。外国人客が多く、英語メニューもあった方が良さそうに思ったら、助手のニコニコスマイルのお兄さんが英語ペラペラやんけ、という。
ただ食べログを見たらこのお兄さんはその後辞めてしまわれ、代金の支払い方法も後払いから食券制に変更されたようです。

らーめん・しお(790円)

塩味ですが、かなり茶濁しています。

薄く透明の油の層に覆われた、豚骨を濁らせたバジル風味スープ。豚骨の臭みはありませんが香草特有の香りが強く、個性的で食べ手を選びそう。素人目には「手間暇かけたスープになぜバジル?」という思いも。粉チーズとか合いそうです。

麺は多加水寄り、「横浜亭製麺所」という八王子の製麺所の麺箱を確認。
チャーシューはトロトロの豚バラ、メンマ、ナルト、ネギ、海苔。存在感あるバジルに対し、その他の具のチョイスがチグハグに感じます。また、ボリュームが控えめで割高に感じますし、蓮華がスープに溺れてしまう仕様だったり、箸も細く長く、誰にでも使いやすいものではなかったりといろいろ気になりました。
前述の通り、場所柄外国人客が多く、また、海外のラーメントレンドを踏まえるとぼちぼち受け入れられそうなラーメンにも見えますが、これを「日本のラーメン」と認識されるとだいぶ違うかなぁ、とも。地元なので美味しかったら家族で行けると思っていたけど、子供には早そうな味。繰り返しになりますが、雰囲気は良いお店です。
太陽堂
住所 神奈川県鎌倉市御成町10-8
電話 0467-25-5815
営業 11:30~20:00(材料なくなり次第終了)
定休 水
駐車場 なし