
12月下旬訪問。早稲田通りの馬場下交差点近くの路地裏に2016年5月にオープンしたお店。「江戸川ラーメン」以上に「『烈幸』とは何ぞや」と思いましたが、看板を見ると「Let's Go」が由来のよう。じゃあ「江戸川ラーメン・レッツゴー」ではダメだったの?という疑問が沸いたり沸かなかったり。

券売機。職場から近いこともあって二度目の訪問ですが、いずれも中国人っぽい中年男性お一人で切り盛り。店内はL字のカウンター11席+テーブル1卓4席の計15席ですから、これが満席になる勢いだったらとてもワンオペでは回せないと思いますが、幸か不幸かその心配は要らなさそうな客足であります。

食券を渡すと横浜家系のように麺の硬さ、味の濃さ、油の量を聞かれますが、すべて普通でお願いしました。また、ライス終日食べ放題、麺大盛無料ということで、ライスだけを注文。調理場にはかなり立派な寸胴が3本鎮座しています。

ラーメン並(680円)
見た目は頑張って横浜家系を意識していると思いますが、実態は「昔懐かしい醤油豚骨ラーメン」といったところ。

思いっきり私見で言うなら、「家系」と言い切るのは憚られるが「ラーショ系かも」くらいに評するならセーフ、みたいな感じです。「普通」でお願いしたはずの油も相当希薄で、入れ忘れたのではないかと思うほど。スープの量自体も少なく冷めやすいです。
ただ、パンチはないもののほどほどにコクはあるのと丁寧さを感じさせる嫌味のない仕上がりではあるので、家系ではなくノスラー寄りに振っても良さそうに思います。

麺は断面スクエアなクニッとした食感の多加水麺。

「ザ・煮豚」といった風情のチャーシューにほうれん草、海苔2枚、刻みネギ少々。ライスは硬めでパサパサ。
ラーメンはオープン当初から20円安くしたようですが、トッピング等を考えると680円でも決してリーズナブルとは思えません。麺やライスを大盛りにすれば多少は釣り合いが取れるかも知れませんが、そもそもラーメン自体に魅力がないと近隣の学生相手にも厳しいことでしょう。

また、卓上調味料はおろしにんにく、豆板醤、紅生姜、塩、酢、ブラックペッパーといった顔ぶれですが、スープが弱いのでブラックペッパー以外は少量でスープが負けてしまいます。
ところで「江戸川ラーメン」とはいったい…ということで調べてみたのですが、正確には分かりませんが、葛西と曙橋に「江戸川ラーメン角久」(未訪)というお店があり、丼の柄や盛り付けが同じなので、おそらく出自は同じだと思われます。その両店も「横浜家系」と認識されているようですから、特に「江戸川ラーメン」の定義が存在するというよりは、単なる屋号の一部と考えて良さそうに思います。
江戸川ラーメン 烈幸
住所 東京都新宿区馬場下町14-6 近代ビル1F
電話
営業 (月~土)11:00~15:00/17:00~23:00
(日)11:00~15:00/17:00~22:00
定休 無休
駐車場 なし
※店舗情報は食べログより引用
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