
九段下の飯田橋寄りに2016年5月6日にオープンした清湯系のお店。

店内はL字カウンター10席ほど、食券制。「中華そば」「イリコそば」「つけそば」「辛味噌らあめん」といったラインナップ。店主さんは和食の職人気質な雰囲気。店名が入った麺箱が置かれていますが、麺は外注のよう。水がステンレス製の厚みのあるタンブラーで出てきます。こういった演出はラーメンにもプレミアム感をもたらすように思います。

わんたんめん(850円)

9月9日(金)実食。丼は小ぶりで浅いもの。チャーシューは「イリコそば」が煮豚であるのに対し、こちらはピンク色をした低温調理です。

「中華そば」と同一と思われるスープは、鶏と魚介×生醤油、化学調味料不使用とのこと。生醤油のクセも強くなく、穏やかな味わい。

平打ちの麺はワンタンの皮のようなエッジが効いた食感が印象的。

わんたんは追加トッピングとしては120円ながら、「中華そば」と「わんたんめん」の価格差は100円というサービスプライス。

スープ同様、穏やかな味わい。

手もみイリコそば(780円)

こちらは10月5日(水)実食。

酸味やえぐみはなく、いりこのビター感が終始継続するスープ。こちらは動物系不使用、煮干しのみのようですが、最後まで飽きません。

平打ちの手揉み麺。前回も感じましたが、あといくらか躍動感が欲しいところ。

「中華そば」系統とは異なる煮豚タイプのチャーシュー。あてになりませんが、はちみつを使っているような仄かな甘味を感じました。
「わんたんめん」「イリコそば」双方に共通して感じたのは、確実に美味しいものの、らーめんとしては優等生過ぎるというかすっきりし過ぎというかで、どこか心に響かないように思いました。個人的な好みで言えば、何かしらの一癖というか引っかかりが欲しいというところですが、一方で和食割烹のような店構えとはイメージがピタリ一致しているのも間違いなく、あとは何をらーめんに求めるか、好みの問題かとも思います。
中華そば二階堂
Twitter https://twitter.com/nikaido_kudan
住所 東京都千代田区飯田橋2-3-7
電話
営業 11:30~15:00/18:00~21:00
定休 日・祝
駐車場 なし(近隣にコインパーキングあり)
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