
2014年5月に西葛西駅北側のビル&マンション街にオープンした「スパイス・ラー麺 卍力(まんりき)」。店主さんはカラシビ系のスパイスを巧みに使う神田の有名店「鬼金棒」のご出身、各方面で評判のお店です。

券売機。メニューは「スパイス・ラー麺」一択で、「つけ麺」は以前はレギュラーだったようですが、現在はお土産対応のみ。
薄暗く洗練された内装の店内はL字カウンター9席、また、電車のボックス席のような少し珍しいレイアウトのウェイティングシート(?)が6席ほど。店内では席数と同じくらいの人数が待てるようになっています。到着時は店内待ちだけでしたがたちまち行列は外へと延び、人気のほどが窺えます。

店員さんに食券を渡すと「パクチーは大丈夫ですか」との確認あり。男性スタッフ3名体制、一見コワモテ風と思いきや(薄暗いから余計にね)実際には腰が低くきわめて丁寧な接客をなさいますし(それは常識のない来客相手にも変わることなく)、キビキビしていて皆さん男前だなぁ。札幌味噌のように中華鍋を力強く振り振りして完成です。

スパイス・ラー麺(780円)

14種類のスパイスを使用、スープは鶏・豚・魚とのこと。

んー、ベースのスープは結構さっぱりしているのか、ラーメンとして考えるともう少しコクとか厚み、出汁感が欲しいかなぁ。「新福菜館」のような「見た目と味のギャップ」を感じます。
辛くはないのですが、代謝が良い人は汗だくになるでしょう(自分)。スパイスはカレーっぽいのとかトムヤムクンっぽいのとかいろいろで、インドとタイとベトナムあたりの混成チームといったところでしょうか。担々麺っぽさもありますが、担々麺と比べるとマイルド感が少ないのが大きな違いで、こちらはタイプ的には清湯の醤油ラーメンみたいかも。

麺は中太のポクッとした硬質のもの、スープとのバランスもあるのでしょうけど、全粒粉使用かと思うほど小麦の風味が際立っています。
スパイスの世界の魅力は伝わりますが、辛さに強くない自分の舌ではスパイスに支配されてしまい、結果、ラーメンとしてはややイロモノに感じました。好きな人はやみつきになるのでしょうし唯一無二の存在ではありますが、個人的には一度食べれば満足かな。
スパイス・ラー麺 卍力
HP http://www.manriki.net/
住所 東京都江戸川区西葛西3-16-5 スワームマンション 1F
電話 03-6848-1346
営業 (月~金)17:00~22:00
(金・土・日)11:30~14:30/17:30~21:00
定休 水(祝日の場合も休み)
駐車場 なし
- 関連記事
-
- 【後藤店主プロデュース】 自家製麺 啜乱会@新小岩 12月15日(木)グランドオープン!
- スパイス・ラー麺 卍力@西葛西 「スパイス・ラー麺」
- 支那そば ちばき屋@葛西 「ワンタンそば(醤油味)」
- 大島@船堀 「味噌」
- 麺創研かなで 紅@府中 「紅らーめん」