
2016年5月2日、青学生が闊歩する淵野辺駅北口から比較的近いところにオープンしたお店。店主さんは「地球の中華そば」の店主さんも輩出している「麺の坊 砦」の出身とあって、鳴り物入りでのオープン。
私が訪れたのは5月28日(土)の14時過ぎ。話題の新店ということで店舗前の専用駐車場(2台分)への駐車は端から諦めていましたが、タイミング良く空きがありラッキー。車を止めて店内に滑り込むとこちらも先客3名と少々肩透かしでした。

券売機。「醤油」「塩」「白湯」の各種らぁ麺というラインナップ。「白湯」はこの時点では仕込みの都合で休止中とのことでしたが、この記事の投稿時点では復活している模様。
店内はL字カウンターのみ10席ほど、客席後ろの通路部分はテーブル席が設けられそうなほどの余裕がありますが、主にキッズスペースになっています。

子持ちの親目線では有り難い気もしますが、ここに子供を置いて背を向けてらーめんを食べる親を子供はどういう目で見るかなぁ、などとも。考え過ぎですかね。

スープや麺に関する能書き。使われている素材や重ね合わせ方が「地球の中華そば」のそれに似ています。

醤油らぁ麺(750円)

あまり見かけない(というか初めて見る)タイプの雷文柄の丼で登場。

スープは丸鶏を中心とした動物系清湯に魚介を合わせたもの。鶏油と丸鶏の旨味からの魚介、そして後引く醤油の風味という一連の流れは、ソツなくまとまってはいるけれどそれ以上にまるまる流行りど真ん中で、「既視感が強い」というのが正直なところ。

自家製麺のしなやかさはなかなか好み。「地球の中華そば」に似てはいますが。

チャーシューは豚バラと鶏ムネ。
引き続き空席有りでしたので、塩もお願いしました。

塩らぁ麺(780円)

少々彩りが寂しいようにも。

スープは昆布などを伴ったまったりとした旨味が特徴的で、醤油と比べると油を抑えているのか、鶏の出汁感がわりと前に出てきます。

麺は醤油と同じ。

チャーシューは醤油とは違えてきていて、鶏ムネと豚肩ロースの低温調理。低温調理、美味しかったです。
世間的にはこの記事を書いている時点で食べログ3.64(口コミ27件)、全国TOP5000(TOP1000入りしていた時期もあり)という評価を得ながら、個人的には、誰かの指示通りに作ったかのような印象で、主体性やメッセージ性の無さにもどかしさを感じました。ただそれも、後から「地球の中華そば」との類似点の多さに気づいて納得。
昨今新人離れした新店が多いせいでハードルを上げがちなのを反省しつつも、むしろこれから真価を発揮していくお店だと思いますし、もっと高いところを目指しているはずだと思います。
中村麺三郎商店
住所 神奈川県相模原市中央区淵野辺4-37-23
電話
営業 11:30~15:00/18:00~21:00(火曜は昼のみ)
定休 水
駐車場 あり(店舗前2台)
中村麺三郎商店 (ラーメン / 淵野辺)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
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