
神楽坂から一本入った「神楽小路 みちくさ横丁」の一角に2014年2月オープンしたお店。3月8日(火)、麺'sきた森@飯田橋からの連食で訪問。こじんまりとした店内はカウンター8席、席間が狭いですが先客1名、後客1名で幸い。やさしげでとても感じの良い年輩男女で切り盛りされていました。店主さんは和食のご出身かなといった雰囲気。

こんなノスタルジー溢れる小路の一角にあります。

券売機。ラーメンの麺量は並140g、大175g、小105gで並と大は同額。ラーメンは塩と醤油のみですが、ご飯物が充実しているのが特徴的で、麺類とご飯物のランチセットは単品で頼むより安くなるようで良心的です。また冷製のラーメンもあり、そちらは洋風テイストのようです。

「店主が昔、食堂で食べた味やおばあちゃんが作ってくれたご飯の味を再現したい」という思いで開業されたそうです。

塩(750円)

大山地鶏に野菜、鰹節、煮干し、昆布、椎茸を重ねたスープに四種類の塩を合わせたものとのこと。

第一印象は大山鶏の落ち着きある旨味。ガラではなく丸鶏でしょうか、そこに魚介を控えめに重ねています。狙い通り出汁は前に出ていますが、個性的ではなく、だいぶやさしめの味。巷の多層的なスープを食べ慣れている人にはやや物足りなく感じるのではないでしょうか。コクが欲しいところ。

麺も風味、食感共に印象に残りにくいもの。チャーシューは豚バラ。

卓上には洒落た調味料入れがあり、一味・七味・黒胡椒・伊達の旨塩、この他にすだちの搾り汁もあるのですが、元の味が繊細なだけにこれらも微妙なさじ加減が要求されそうに思います。

白醤油系のような味わいで、飲んだ後にでもいただいたら滋味深くて美味しいだろうか、といった趣でした。
中華蕎麦 きみの
住所 東京都新宿区神楽坂1-14-7 東邦ビル1F
電話 03-6755-6942
営業 (月~木)11:30~15:00/19:00~22:00
(金)11:30~15:00/19:00~24:00
(土・祝)11:30~15:00
定休 日
駐車場 なし