
2016年1月15日(金)訪問。2015年10月27日にオープンした、麺劇場 玄瑛@福岡、GENEI. WAGAN@広尾に続くグループ3号店。

外から店名が分かるものはドアハンドル(?)に書かれた小さな文字くらい。店内も近未来をイメージしたらしい前衛的な意匠で、「麺劇場=ヌードルシアター」の異名に違わぬ異空間であります。扉を引いて入店すると、店主とスタッフが業界人っぽい常連客風と大声で談笑中で、こちらに気づきません。
まぁ、ありがちと言えばありがちなことなので構わず席に向かって歩みを進めると、彼らは不意に目の前に現れた私にビクッ!!とするの巻。しかし気を取り直した店主はその後も大声でベラベラベラベラ…ということで私は完全な空気扱い(笑)。
そんな状況にもかかわらず、座ろうとしたカウンターの上には前客によるものであろう汁撥ねがそのままになっていたりで早々にゲンナリ。

メニュー。「XO醤薫イベリコ豚の醤油ラーメン」が新メニューでなおかつ値段も安いのでそちらにしました。
店主だけでなくスタッフの方の接客もなかなかで、目の前で調理をしていた女性スタッフも無表情で「お待たせしました」の一言を発したのみで私の前に丼を置いたかと思ったら、再び店主の話に耳を傾けて笑みを浮かべています。いやいや、笑顔のタイミングおかしいでしょう、と。それもさることながら、こうした雰囲気重視の営業スタイルの店ならせめて「お待たせしました、○○ラーメンです」くらい言っても罰は当たらないのではないかと。
BGMはR&B、卓上調味料なし。

XO醤薫イベリコ豚の醤油ラーメン(820円)

写真では伝わりにくいですが、丼は驚きの小ささと軽さ。

薄口醤油で、豚骨魚介清湯なんですかね。複雑でいろんな味がするけれど特定が難しいほどに何が主張するでもないバランスにまとめられており、美味ではあります。XO醤はスープの下に忍ばせてあり少しずつスープと混ざり味が変わる仕掛けらしいですが、自分にはよく分かりません。

麺は透き通った小刻みなちぢれが入ったもの、啜り心地良好。

イベリコ豚はほぼ脂。これは意図的なものらしいですが、ラーメンの中のチャーシューとして見るとどうなんだろう、という。
自分にこのラーメンの素晴らしさがどれほど分かったか甚だ疑わしいですが、店の作りほど奇抜だったり近未来なラーメンではなさそうに思いました。そして値段も含めてこういうラーメン、こういう店もあるのだなと勉強になりました。場所柄、他のラーメンなりラーメン店がライバルでもなさそうですし。
食べ終えて会計をしようとすると、唯一まともな接客をしていた若い男性スタッフ氏から「いかがでしたか、お口に合いましたでしょうか」といったことを聞かれました。口に合うかどうか以前に肌に合わない店だったなとは思いましたが、その彼は悪くないので特に何も告げず、空気は空気らしく店を後にしました。
麺劇場 玄瑛 六本木店
住所 東京都港区六本木4-5-7
電話 03-6447-4010
営業 11:30~15:00/18:00~22:00(売り切れ次第終了)
定休 無休
駐車場 なし
麺劇場 玄瑛 六本木店 (ラーメン / 六本木駅、六本木一丁目駅、乃木坂駅)
昼総合点★★☆☆☆ 2.0
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