ノンジャンル系日記ブログだったはずが、今やほとんどラーメンブログ。何かの参考になることがあれば幸いです。横浜南部&東京都心メイン。
    拉麺酒房 熊人@上田原 「醤油拉麺」「特濃鶏白湯(とり)」「味噌拉麺」
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    10月16日(金)訪問。漫画「ラーメン発見伝」で紹介されていたことや、身近な方が絶賛されていたことから以前から宿題店でした。「地産地消」を掲げるスローフード的コンセプトのお店。

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    建物は公民館か集会場のようですが店内は古民家的、靴を脱いで上がり、板張りの玄関・廊下の先に座敷が客席。カウンター席は椅子、テーブル席は座卓に座布団というレイアウト。

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    多岐に渡るメニュー。醤油系。

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    味噌系。

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    カレー系。

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    塩系。

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    鶏白湯(夜営業&数量限定)。

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    その他、微に入り細に入りと言ったところで、これらをまともに読んでいたら注文まで時間がかかって仕方がないですね(^^;

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    とても腰が低く丁寧な接客の男性スタッフに注文を通すと、噂の「ゆめかおり」という小麦の塩炒りを出してくれましたので、これをポリポリとつまみながら待ちます。こちらではこの小麦を自家製粉して麺にしているそう。これが香ばしく塩が効いており、やめられない止まらない。これとビールだけで何時間も過ごせそうなほど(笑)。

    らーめんは注文からおよそ10分で提供されました。40~50分待たされたという食べログレビューを読んである程度待ち時間は覚悟していましたが、まったく問題なし。それに本来は時間的・精神的余裕があるときに訪れるべき店であることは一度行けば分かるかと思います。

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    醤油拉麺(730円)

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    鶏ガラ・もみじ・鯖枯節・宗田枯節でとったスープを甘露醤油だけで味付けしたという潔い構成。深みのある醤油と節由来と思われる酸味が軸になっており、動物系は控えめで油脂感薄く、かなり素朴でそばつゆ的な和風仕立て。自分で作ったなら何かしら補強をしたくなるようなテイストですが、敢えてそうはせずシンプルに仕上げているのは明らか。

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    麺は細麺。全粒粉配合の手揉みの縮れ麺で、それこそ小麦を食っているようなざらつきと香りと味わい。

    味作りとしては足し算より引き算の方が難しいと思うので本来はそこを堪能すべきなのでしょうが、少しでもこってり感やガッツリ感を求める気分のときにこれでは物足りなさそうですし、多くの人にとって予備知識なしでラーメンを食べたいときはそういう気分のときでしょうから、拍子抜けしないだろうか、というのが率直な感想。ちょっと期待値を上げすぎたのもあるかも?それにこういう麺料理を食べたければ蕎麦屋に行くような気が…いや、蕎麦屋ではこの値段では食べられないか…

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    特濃鶏白湯(とり)(930円)

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    夜営業&数量限定メニュー、こちらは面白く美味しかったです。

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    スープはクリーミーかつシルキーとでも言いますか、不純物・異物・雑味等々、そういった余分な物の存在を一切排除した、きめが細かく純度の高い上質な白湯だと思います。濃いのだけれども、レンゲが沈まないような粘度の高さではなく、旨味の密度(凝縮感)が高いと言いますか。平たく言えばカルボナーラのようでもあるかも…?とにかく丁寧に抽出したことが否が応にも分かります。

    味付けは味噌たまりによるものらしいですが、隠し味程度なのか認識できませんでしたし、それで良いのだと思います。「辛いのがお好きでしたら」と豆板醤のようなものを出されましたが、必要性を感じません。そのくらい完成されています。

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    麺は中太麺。

    鶏白湯がごくありふれたものになりつつある昨今ですが、その中でも群を抜いて個性的だと思います。

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    味噌拉麺(830円)

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    味噌も例外なく、スパイス感のない優しい味わい。地元の奏龍味噌(なきりゅうみそ)を使用。醤油・鶏白湯と計3種類食べた中でこの味噌が一番油が効いていましたし、ニンニクでいくらか幅と厚みを持たせていますが、パンチや重量感というところまでは至りません。

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    ワシワシと食べさせるプリゴワッとした平打ち麺がとろみのあるスープを持ち上げて、アツアツなのも手伝って食べ応えはあります。途中から鶏白湯の味変用に出された豆板醤らしきものを入れていただきました。

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    お店は街を一望できるであろう小高い丘の上に位置します。昼は長閑な風景が広がると思われますが、夜のとばりが落ちればご覧の通り闇に包まれます。

    無化調のスローフードスタイルを前面に押し出しているだけにある程度食べ手を選ぶとは思いますが、首都圏のラーメンに影響を受けた店が多い長野県内においてこの独自性は出色。遠方から訪れた向きには確実に「信州の地まで来たのだな」という感慨には浸れると思います。絶対的な量が多くないこともありますが、食後もまったく胃もたれしませんでした。

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    駐車スペースはご覧の10台分です。



    拉麺酒房 熊人(くまじん)
    HP http://kumajin.com/
    住所 長野県上田市上田原1588-4
    電話 0268-26-1713
    営業 11:30~14:00頃/18:00~21:00(20:30LO)
    定休 月・火
    駐車場 あり(店舗裏10台)

    熊人ラーメン / 上田原駅赤坂上駅寺下駅

    夜総合点★★★☆☆ 3.5

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