
2014年7月オープンながら、瞬く間に大人気店となったこちら。
10月16日(金)7時34分到着、カウンター7席+テーブル2卓8席の店内は8~9割程度の入り。地元の出勤前の人や登校前の高校生らで賑わっており、地域に根付いている様子。限定メニューを提供する週末は早朝から大行列だったりするようですが、この日はウィークデーだけあって落ち着いていました。駐車場も十分余裕あり。

店頭のA看板。イラストが素敵!

こちらは7時から10時までの「朝のおしながき」。店名やメニュー名から、店主さんが落語好きであることが分かります。看板メニューで麺のコース的料理「小麦三昧」は午前10時からの提供。
多くの人は朝らー定食を注文していましたが、自分はらーめんの単品狙い。まずは「お醤油」か「塩」か迷いましたが、トッピングされるチャーシューが醤油は那須高原豚バラの1種類、塩は豚バラ&大山鶏ムネ肉の2種類とのことで、チャーシューが美味しそうだったこともあり、後者をセレクト(醤油はなんとなく想像がつくこともあり)。

塩らーめん(702円)

店主さんは仕事が早く、注文から程なくして提供。

スープは丸鶏と真昆布をメインとしているようで、表面を覆う鶏油の下には、さっぱりした中にも鶏と昆布の旨味やふくよかさが広がります。塩ダレはニュートラルな効かせ方で、出汁の旨味に比率を置いているよう。品の良さと、旨味の凝縮感が印象的。

麺は低加水でザクッと歯切れ良く、風味も良く。こちらお店の麺の実力やこだわり等を知りたければ「小麦三昧」をいただくべきなのでしょう。こちらでは製麺の過程において、銘柄牛にクラシック音楽を聴かせると肉が美味しくなるというのに着想を得て小麦粉に音楽を聴かせているのだとか。その効果の真偽はともかく、そういう話題作りも上手だと思います。

豚バラ&大山鶏ムネ肉。
スープも麺も優等生な一杯でした。そして店内連食は問題ないことを確認してから追加オーダー。

味噌らーめん(864円)

一人用の土鍋に材料を入れてグツグツと直火にかける鍋焼きスタイル。

スープはほんのちょっとピリ辛く、甘味がほんのりと後から効いてきます。健康志向というか、自然食的なやさしくナチュラルな味わいで、ともすれば味噌汁っぽいかも知れません。

麺は太麺、ムチムチと力強し。ラーメンというより限りなく味噌煮込みうどんに近いと感じました。
作務衣を身にまとった店主さんは前述の通り仕事はてきぱき、接客は丁寧で帰り際には扉まで開けて見送って下さり、とても感じが良かったです。ちょっと目が笑ってない気もしましたが(^^;
コンセプトや営業スタイル、メニュー構成やそのネーミング等々のセンスが良く、商売っ気を強く感じさせない商売の上手さに、ごく短期間で人気店に登り詰めた理由を見る思いでした。
らーめん 芝浜
HP http://ramenshibahama.jp/
住所 群馬県桐生市相生町1-303-1
電話 0277-46-6901
営業 7:00~14:30
定休 毎週水曜、第4火・水・木(2015年10月以降)
駐車場 あり(店舗前に共同20台)
らーめん芝浜 (ラーメン / 下新田駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.7
- 関連記事
-
- 荘内麺場 九九七@羽前水沢(山形県鶴岡市)
- 拉麺酒房 熊人@上田原 「醤油拉麺」「特濃鶏白湯(とり)」「味噌拉麺」
- らーめん芝浜@下新田 「塩らーめん」「味噌らーめん(鍋焼き)」
- 清華軒@高崎 「ラーメンセット」「塩ラーメン・手打麺」「餃子」他
- あってりめん こうじ@中軽井沢 (長野県北佐久郡軽井沢町)