
8月10日(月)訪問。こちらは2015年7月7日(火)オープン、東京ラーメンストリート内からの移転&リニューアルオープンとのこと。注文を受けたその場で麺を一から打つという、異例であり究極とも思えるスタイルで話題を呼んでいる新店です。

真新しくスタイリッシュな店内はカウンター12席のみ、食券制。スペース的にはさらにテーブル席を用意するだけの余裕がありそうに見受けられますが、手打ち麺というコンセプトを踏まえた適正席数に徹しているように感じられます。接客は大変丁寧で好感。麺は並150g・中200g・大250gが同額。
スタッフは、麺打ち専任1名、麺上げ等調理作業1名(藤井店主)、ホール1名の3人体制。皆さん、紀州湯浅醤油や弓削多醤油のTシャツ姿。注文を受けて麺打ち担当の方が粉からの製麺作業を開始。
麺を、つくる、作る、造る。
打ちたての麺を食べられるのは魅力ですが、単純に「大変だろうな」と目の前で流れるように進められる麺打ち作業を観察しながら思います。5分強で麺が仕上がり、茹で釜に投入されました。

喜多方らーめん(煮干)(820円)


スープは大量に煮干粉を使ったもの。強めの煮干し感に対し動物系の存在感が希薄で、「醤油味の味噌汁」みたいな印象。コクがなくて、これはいったい…

打ちたての麺はこれまでの経験にない「口どけ」を感じるほどヤワなのですが、果たしてこれで良いのでしょうか(たぶん良くない)。コシがなくてフワフワした食感です。麺を絶賛している人も少なくないだけに、これは本来の品質ではなさそうに思います。

こだわりや思い入れの強さ、コンセプトは共感を呼ぶものだと思いますが、クオリティを一定に保つのが難しいのかも知れません。ゆくゆくは23時頃までの営業を目指しているそうですが、この営業スタイルが続くのか心配になります。
麺や 七彩 八丁堀店
住所 東京都中央区八丁堀2-13-2
電話 03-5566-9355
営業 11:00~15:30/17:30~21:00
定休 火
駐車場 なし
麺や 七彩 八丁堀店 (ラーメン / 八丁堀駅、宝町駅、茅場町駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.0
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