
めん徳二代目つじ田 飯田橋店の真裏(棟続き)に、2014年4月9日オープンした煮干しそば専門店。

入口手前にある券売機。そして店内はカウンター8席、先客・後客なし。茹で麺機がカウンター席の目の前にあり、そこから舞い上がった湯気が客席へと流れ、座っている場所と風向きによっては煙幕のように巻かれます(^^;
二代目つじ田とは調理場の奥でつながっているようで、あちらで接客している声が聞こえます。こちらの奥の院は、元々二代目つじ田のバックヤードか何かだったのかも知れません。

煮干しそば並(780円)
受け皿付きの小ぶりな丼で登場。煮干しというと大抵丼が小さいですよね。

めずらしく麺を先に紹介。煮干しというとポキポキの硬い麺が多い中、しなやかな仕上がりで好み。

スープは塩分きつめ、醤油と煮干しがずいぶん直接的な味わい。この系統のスープは舌が煮干しであり醤油に慣れてきた頃にベース(動物系)のスープが物を言うと思いますが、そこで特段感慨を得られないのがこのスープの残念なところ。ゆえに味わいに深みがなく、「醤油と煮干しが直接的」と感じたのだと思います。
そこで卓上の黒七味を入れると美味しくなりましたが、それは黒七味が美味しいのであって。それからこれはマストではありませんが、濃い味の煮干しのスープには刻み玉ねぎが欲しくなりますね。
…と貶してばかりですが、もちろん一定のクオリティは保っています。しかし、特にスープのベース部分の物足りなさは同じくつじ田の別ブランドである井関屋@御茶ノ水と通じるものがあると感じました。
また生意気ついでになりますが、つじ田ほどの店でありながら独自性が感じられず、これでは「煮干しが流行っているから店出しました」「とりあえず煮干し効かせときました」以上に伝わってくるものがなく、量産型煮干しラーメンの域を出ない印象でした。つじ田のつけ麺はオリジナリティがあって美味しいのになぁ。
食べたもの 煮干しそば並(780円)
訪問日時 2014/05/29(木)18:09
満足度 ★★★★★★☆☆☆☆
つじ田 奥の院
HP http://www.nidaime-tsujita.co.jp/
住所 東京都千代田区飯田橋4-8-14
電話 03-6268-9377
営業 11:00~23:00(売切次第終了)
(土・日・祝)11:00~21:00(売切次第終了)
定休 不定休
駐車場 なし
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