
神楽坂にある毘沙門天・善国寺の向かいにある、人ひとり分の幅しかない路地裏にある隠れ家的なお店。「鶏塩海老わんたん麺専門」として昼間の居酒屋を間借りしての営業。営業日も水曜日と土曜日のみです。

店内はカウンター4席+小上がり2卓8席、先客2名、後客7名、前金制。メニューはご覧の通り極めてシンプル。調理場は見えないレイアウトですが、オーダーが入ってからワンタンを包んだりしているのか、ちょっと待たされての提供となりました。前後の様子からしても回転の良さは期待しない方が良さそうな営業に見受けられます。

鶏塩海老わんたん麺(880円)

画像では伝わりにくいと思いますが、第一印象は「丼ちっちゃ!」。食べてみるとその驚きほどの物足りなさはないものの、神楽坂らしいお上品なボリューム感ではあります。

鶏の良い香りがする塩味の清湯スープ。かなり熱々で、さしてオイリーでもないのにここまで熱々なのは驚きです。熱すぎると良いことばかりではなかったもしますがこちらはさにあらず、鶏の旨味、タレの旨味がバッチリ前面に出ており、油に頼らぬ味わい。淡麗系の中でも個人的に好きなタイプです。レベル高いなぁ。

麺は中くらいの太さのややちぢれ。麺自体の主張は強くなく、むしろスープの美味しさを確実に伝えてくれます。

小さな海老が1尾ずつ入った海老わんたん。旨味がジュワっと。全部で4つ入っていたと思います。

パッと見、焼きホタテのような鶏チャーシュー。そして丼の中心を縦断する筍は硬めでゴリゴリした食感。
スープは最後まで熱々で、海老らしき魚介も効いているようでしたが食べている最中は分からず、食後の後味でそんな気がした次第でした。品物自体は間借り営業じゃなくても十分行けそうに思いましたが、先々はどうされるのでしょうね。

神楽坂通りから見た同店(画像中央)。神楽坂らしいと言えばそうなのですが、「路地」とも「建物と建物のすき間」ともつかぬ狭さ(^^; 人同士の擦れ違いも困難で、反対方向から人が来たときは広いところで待機するのが歩き慣れている方々の暗黙の了解みたいでしたよ。
食べたもの 鶏塩海老わんたん麺(880円)
訪問日時 2014/03/26(水)12:00
満足度 ★★★★★★★☆☆☆
麺や藤井
住所 東京都新宿区神楽坂4-2-30
電話
営業時間 11:30~14:00
営業日 水曜・土曜のみ
駐車場 なし
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