
2013年の新店の中でも、纏@新橋とのセットで結構話題になった感のあるこちら。銀座4丁目の路地裏にあります。
余談ですが僕は以前、ここから徒歩1分以内の場所に勤めていましたが、当時の銀座にはそれこそまともなラーメン店がほとんどありませんでした。しかし食べログの「銀座×ラーメン」上位5店のうち3店(そのうちの1店はここ)が2010年以降のオープンであることが示す通り、ここ数年で銀座のラーメン事情も大きく様変わりした感があります。
そんな縁(?)もあってここ篝にはこれまでに二度足を運びましたが、いずれも外待ちの長蛇の列の前に退散。平日夜でもだいたい10人以上並んでいます。ということで今回は時間的余裕のあるときを選んで訪れました。

火曜日の18:33着、外待ち12名。そして列はなかなか進みません。ただでさえ狭い店なのにカップルや女性客の割合が多く、回転の悪さに拍車をかけていそうです。この待ち時間の間に数駅離れた店まで食べに行って帰って来れそうですw

待っている間に女性店員が注文を取りに来ました。鶏白湯メインの店ですが、個人的嗜好が煮干し>鶏白湯ですので煮干しの方を。
到着からちょうど1時間後に入店できました。タイミングにもよるでしょうが、待ち人数×5分くらいが待ち時間の目安でしょうか。店内はカウンター8席のみ、小料理屋か江戸前の寿司屋かといった佇まい。調理場のスタッフは和帽子に白衣のいでたち、この規模にして調理3名+ホール1名の大所帯。儲かってるんでしょうね。
それより席間が狭い!これは食べるときに隣の人に肘が当たらないか気を遣うなぁ。

着席後じきにカウンターの中から焦がし玉ねぎ油が出されました。煮干し専用のようです。

煮干醤油SOBA(800円)

いろいろと「いいトコ取り」な感じ。

アツアツのスープは煮干粉の見え方や香りの割りには煮干し感は強くなく苦味も少なめ、好意的に解釈すると和食的なバランス重視の煮干醤油でしょうか。

麺は三河屋製麺の中細麺、エッジは感じませんが断面形状はスクエア、ツルツルスベスベした口当たりにパッツンとした歯切れのもの。この系統には低加水麺の方が一般的なのでめずらしいですね。鶏白湯と共通のようです。

牛と豚のチャーシューは小ぶりですが、いずれも美味。
味変アイテムの焦がし玉ねぎ油を投入してみましたが特に驚きはなく、むしろ元のスープがもったいないような気が。
それも含めてこの一杯は、良くも悪くも油の使い方がポイントになっているような気がしました。というのもスープが最後までアツアツなのは油によるところが少なくないと思いますが、そのためか最後まで煮干しの存在が閉じ込められっぱなしのような印象を受けました。駄舌が生意気ですが、油が過多なうえにそもそも非煮干し油のような…?
全体的にはそれも大きな欠点ではありませんが、鶏白湯も取り立てて特徴的なものではないらしく、この店が1時間待ちというのは銀座ならではだと思います。資本系らしくソツなくトレンドを抑え、「見せ方」を心得ているところが受けているような印象の店でした。
食べたもの 煮干醤油SOBA(800円)
訪問日時 2013/12/17(火)18:33
満足度 ★★★★★★☆☆☆☆
銀座 篝(かがり)
住所 東京都中央区銀座4-4-1 銀座Aビル1F
電話
営業 (平日)11:00~15:30/17:30~22:30
(土・祝)11:00~15:30/17:30~21:00
定休 日
駐車場 なし
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とかくラーメンを並んで食うことにいかんせん敬遠してしまう自分には助かるのです。
いやいや行かないとは言ってないですよ(笑
いや、ホントもう駄舌野郎が備忘録代わりに書いている
ブログなので信憑性は疑わしいもんです。
話半分以下に聞いて(読んで)いただいて、
時には論破するために確かめに行っていただくくらいの
スタンスでいていただけると幸いです。
(…と言っておかないといろいろとありますのでw)
しかし銀座で行列を為しているここと朧月については
それだけの待ち時間の価値は…いやいやきっとあるはずです。
評判はなんとなく聞いていましたし
行列覚悟で行きましたのでだいたい想定内でしたが、
「行列店だから」という理由で並ぶと
ちょっとガッカリかも知れません。
炎天下は無理ですね…