
鎌倉駅東口から徒歩5分ほどのところに2011年夏にオープンした、山形のご当地グルメ「肉そば」「鳥中華」を出す小さなお店。店主さんは山形県出身でグラフィックデザイナーでもあるのだとか。
こちらのお店、私の思いっきり地元なのですが、ラーメン専門店ではありませんしこれだけ小さな店を自分がしたり顔で紹介するのもどうかと思っていたら、今年に入ってラーメンフリークの方々が嗅ぎ付け、「なんと鎌倉にこんな穴場があったのだ!」といった具合に取り上げられるようになりました。

中心的なメニューは肉そばと鳥中華のそれぞれ「つったい=冷たい」「あっつい=熱い」。これ以外にイレギュラーで一品料理等もあり、お酒も飲めるようになっています。
古民家的な和風の店内はかなり狭小で、カウンター6席、満席、後会計式。椅子は座面が木製で正方形をしているのですが、カウンターの横幅(というか客席スペースの内寸)に対して目一杯押し込まれているため、状況によっては椅子を乗り越えないと着席できません。できれば回転する丸椅子にして欲しいです。
やっとの思いで着席すると、熱いそば茶が提供されました。
自分と同世代(30代)と思われる男性店主は寡黙。個人的には「口下手」とか「不器用」の類よりも、「無愛想」「ぶっきらぼう」の類の寡黙さに映ります。余計なお世話ですがこんなこじんまりとした空間なんだし、せめてもう少し愛想良くやってくれても良いんじゃない?と思います。

つったい鳥中華(800円)
「つったい」は現地の言葉で「冷たい」の意、鳥中華の冷たいものは同店オリジナルとのこと。ちなみに自分は本場の鳥中華を食べたことがありません。

そば屋ですからレンゲは出てきません。つゆは甘味強めの和風味で、蕎麦の延長線上といった趣。

麺はごくごく普通の中華麺で量少なめ。山形の麺というとしっかり揉まれたちぢれが強いものというイメージがありますが、鳥中華の麺はこういうものなのでしょうか。湯切りには平ザルと深ザルを併用していました。肉そばの麺は茶色というか、黒みがかったものに見えました。
カリカリの揚げ玉やネギや三つ葉は美味しいですが、値段に内容が伴っていないように感じました。日本蕎麦の価格帯を前提とすると相対的にこのくらいの設定になるのかも知れませんが、中華そばとしては割高だと思います。

この記事の冒頭の店舗写真は以前撮影したものを引っ張り出して来たものなのですが、この日は↑のように提灯なしで営業していました。この日はほぼ無風でしたから、もしかしたら壊れてしまったのでしょうか。なお、私の知る限り営業日の営業時間内でも閉店していることがめずらしくないようですのでご注意を。
食べたもの つったい鳥中華(800円)
訪問日時 2013/10/14(祝)13:30
満足度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
ふくや
住所 神奈川県鎌倉市大町1-6-23
電話 0467-53-7192
営業 11:30~15:00/18:00~22:00
定休 不定休
駐車場 なし(近隣にコインパーキングあり)
そうなんです、隠しているつもりもひけらかしているつもりもないのですが、生まれも育ちも鎌倉なんです。
ただ、ラーメンは横浜市内でばかり食べているので、ちょっと住むところを間違えたような気もします(笑)
最近ネット接続が切れたので記事を紹介出来てませんが。
神ラー会の記事には更なる偽名で載せましたが。
座面は木製だけど大部分は鉄製?の重い椅子、狭い店内、無愛想な店主の感想は自分も同じですね。自分は一番奥から二つ目の席にいたのですが、後から来た常連客がトナリに座りますと声をかけてきたのですが、退きましょうか?と返したところ気を遣わなくてもいいですよ、と返ってきたり奇妙なやりとりがありましたが、あれでちょっと店の印象が決まりますね。
確かに割高ですよね。蕎麦に油を入れただけのような質素なイメージもありますし。
蕎麦メニューのほうが黒い麺とか気になりました。再訪は微妙ですね。
ふくやさん、ああいう環境でも並びが出るほど人気なのは
店の場所選びや雰囲気作りが上手なのではないかと思います。
場所については通りを挟んで反対側にあるだけでもかなり違うかと。
僕は座ったのは1つだけ空いていた一番奥の三角地帯の席でした。
(パリィさんが座った右隣ですね)
女性店員さんに「どうぞ」と言われましたが椅子を引くに引けず、
座るにはあの高い座面を乗り越えるしかない状況で
正直席を詰め込み過ぎじゃないかと…
超狭小な店でも気が利く店員がいると
その狭さも楽しいものになったりするんですけどね。
ただ窮屈なだけでした。
> 蕎麦に油を入れただけのような質素なイメージもありますし。
本場の鳥中華がどんなものか知らないのですが、
そば屋のラーメンということでそこは自分にはイメージ通りでした。