
以前揚げネギの話題になったときにある方に教えていただいたお店。「横浜で揚げネギを語るときにここは外せない」というような存在らしいです。生麦にも同じ「スペシャルラーメン」を出すさつまっ子がありますが、中山の方がオリジナル度が高いようなお話を伺った気がして(うろ覚え)、中山まで足を運ぶことにしたんだったと思います。
JR中山駅から200mほど、緑区役所前交差点そばにあります。店内はL字カウンター14席、先客7名、後客3名、食券制。

メニュー。ここの名物はズバリ「スペシャルラーメン」(券売機の表記通り。メニューの表記は「スペシャル21」)。お店にはそれに関する説明書きや写真などはないのですが、後から来たお客さんにご主人は「焼いたネギが入った醤油味」と説明していました。それ以外にもライスを注文するとキムチ納豆のサービスがあるのですが、これを食べている人がいるときはツラいとかツラくないという話を聞きます。
中年の女性店員もいらっしゃいますが、ラーメン作りは盛り付けも含めて完全にご主人の仕事。年輩のご主人は体調が良くないのか動きは鈍く、作業に時間がかかります。
…なのに!
なんと6人前を同時に作り始めたではありませんか∑(゚ω゚ノ)ノ
結局着席から20分弱かかって提供されました…

スペシャルラーメン(750円)
ラードで焦がした焦がしネギをたっぷり使った特徴的な一杯。それにしても丼に麺が入ってから提供されるまでの長かったことと言ったら、もう。衝撃的なオペレーションに上弦の月@蒲田を思い出しましたわ…(´Д`;)

一見すると黒く見えるスープですが、ベースはシンプルな鶏豚醤油の様相。焦がしネギはビターで香ばしく、ほんのりとした甘味も従えて効果的どころか主役の座を奪う勢いですが、なにぶん表面の覆うネギ油の分厚い油膜がぬるいため、ギトギト感やヌルヌル感は否めません。

麺は中太ストレート、スペシャルのびのび麺(笑)。酒井製麺の麺箱が置かれていましたが、吉村家直系などと比べると表面がツルッとしているように思います。それが麺の違いなのか、茹で方の違いなのかは定かでありませんが…
そういえば話が少し逸れますが、後から来たお客さんが麺多め(?)だかを注文してご主人に結構強い調子で叱責されていたのですが、いったいなんだったのでしょうか。さすがにそういう注文ができるという事前情報を持っていての注文だったのではないかと思うのですが…

肩ロースの煮豚。これが麺の下に隠すように配置されているのですが、これまた別のお客さんが「チャーシュートッピングしたのにチャーシューが忘れられている」と騒いだことでご主人が超怪訝な表情で対応していました(笑)。
ただでさえネギ油・もやし・ワカメとスープの温度を下げる要素が多いにも関わらず、スローリーにしか動けないご主人が6人前を同時に作るのはさすがにチャレンジング過ぎると思いましたが、「まともに作れば結構旨いはず」というポテンシャルは感じましたし、個性的であることは間違いなく、「世の中にはこういうラーメン(ラーメン店)もあるのだな」と勉強になるような一杯でした。

提携駐車場。1回1,000円以上の食事で1時間まで無料とのことです。
食べたもの スペシャルラーメン(750円)
訪問日時 2013/06/29(土)14:42
満足度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
ラーメンショップ さつまっ子 スペシャル21
住所 神奈川県横浜市緑区台村町317-1 緑センタービル1F
電話 045-931-4088
営業 11:30~28:00
定休 日
駐車場 1,000円以上の食事で中山商店街第2駐車場1時間まで無料
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上弦の月@蒲田お伺いしたのは数年前になりますが、
あの耳を突き刺す甲高い声と丁寧すぎる作業思い出しましたよ(笑)
いろいろと凄かったです(笑)
しかも偶然にも「よりによって」というお客さんが大集合で
ネタに困りませんでした(笑)
上弦の月は店主さんのことをどなたかが
「老けたギャル曽根」と形容されていてツボでした(笑)
すごく一生懸命なので否定はできないのですが、
肯定もできかねるオペレーションですよね…