
ラーメン屋であることどころか、店名を示すものすらない、がんこ特有の黒づくめの外観。西早稲田店は初訪問です。ここは元々がんこの総本家=一条氏のお店だったそうですね。ぶら下がっている「骨」が営業中のサインです。

メニュー。2時開店で、開店5分前に到着したらポールゲットでした。定時に「骨」がぶら下げられて開店、外観とは対照的に明るい店内はカウンター5席、後客3名、オーダー制。着席してしばらく待っても声がかからないので「注文してもいいですか?」と声をかけてみたら、「ちょっとお待ち下さい」とのこと。「どうぞ」と言われてから注文するべきだったようで、素人丸出しだったでしょうか(苦笑)。
店主さんと思われる中年男性が一人で営業しており、店内は物置場のごとく雑然としております。壁には、
ラーメン・日本そばの三原則
一、麺は硬めに限ります!
一、スープはダシの効いたしょっぱめに限ります!
一、スープは熱めに限ります!
と書かれた額(?)が下がっていますが、これってどこのがんこにもある物だったでしょうか。がんこの経験が浅いのでよく分かりません。3人前を同時に作る調理の過程を見ていると、丼にスープと麺が入ってから提供まで結構時間がかかるのが少し気になります。果たして「麺は硬め」「スープは熱め」で出せるのでしょうか。ひと通り盛り付けた後、最後の最後に手鍋で加熱した油(鶏油とのこと)をネギの上にジュッとかぶせて完成です。

塩ラーメン(700円)+大盛(無料)
がんこといえばレンゲを置いていないイメージですが、ここにはありました。最近はどこもそうなのかな?

最後にネギにかけた油でしたが、それほど香りは立っていません。また、スープはアツアツではありません。味はしょっぱくないことはありませんが、「クリアなスープにキリッとした塩ダレがガツン!」というがんこのイメージからすると拍子抜け、今の時代においてはむしろおとなしい塩ラーメンの部類ではないでしょうか。「丸い」というか。出汁には豚ガラ、鶏ガラ、昆布、煮干し、するめいか、背脂などを使用しているそうです。

そして麺の食感も残念。ねちょっとして歯切れが良くありません。危惧した通り、作業が遅さが原因なのかも知れません。また茹でムラもありました。

チャーシューはスライスしたての大きな巻きバラが2枚と、その下に巻いていない分厚いのが1枚と大盤振る舞い。しかし中までしっかり冷たいのがなぁ…
少し前までがんこと言えば個性的なラーメンだったと思いますが、僕の味覚が変わったのか、世間のラーメン全体の傾向が変わったのか分かりませんが、なんとも没個性に感じられたのが残念でした。少なくとも自ら主張する「ラーメンの三原則」を頑固に貫いていればこういうことにはならないと思うのですが…
ちなみに近所の春日亭は西新宿への移転のため閉店していました。
食べたもの 塩ラーメン(700円)+大盛(無料)
訪問日時 2013/02/08(金)11:55
満足度 ★★★★☆☆☆☆☆☆
元祖一条流がんこ 西早稲田
住所 東京都新宿区西早稲田3-15-7
電話
営業 12:00~21:00
定休 土・日・祝
駐車場 なし
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僕も先日たまたまコチラ行ったのですが同じような感想でした。醤油にしたんですががんこらしいしょっぱさはありましたが、ネギ油や麺の感じなどは感想は一緒ですね。
やはりがんこは四谷かなと思いました^^;
いつもすごい食べ歩き拝見してます。
いやー、この記事にコメント付くとしたら
信者の方からのお叱りじゃないかと
思っていたので一瞬焦りました(´Д`;)
これは食べながら心の中で「ん~?」と
首をかしげるような感じだったので、
醤油と塩の違いはあれど
同じような感想とのことで安心しました。