
2012年9月21日オープンの新店。洋風鶏白湯の「白」と、にほんいち醤油使用の「黒」という風変わりな二本柱のメニューで話題になっているお店です。入口は外堀通りに面していますが、間口が狭く、半地下のためちょっと分かりづらい立地です。

あらためてメニューですが、前述の通り「白」は鳥取県産大山鶏のガラを使用した洋風鶏白湯、対して「黒」は乾物ベースに69‘N’ROLL ONE@町田が使用していることで有名な岡直三郎商店のにほんいち醤油を合わせた中華そば風という、まさにオセロの表と裏のような両極端な組み合わせです。
店内はテーブル席もありますが、訪問時はカウンター9席のみでの営業で、先客3名、後客2名。中年男性お二人での営業、後会計です。

(白)鳥白湯そば(840円)
「鳥」ではなく「鶏」と名乗って欲しいと思いつつ…

無化調らしいスープは鶏白湯としては比較的サラッとしたもの。牛乳でのばしてあるのだと思いますが、洋風に仕立てたというだけあって鶏ベースのクラムチャウダーとでもいった趣。表面の黄色い油は鶏油かと思いきやバターでしょうか。パセリにフライドオニオン、画像では確認できませんがハムっぽい肉加工品らしきものを刻んだものも入っています。

自家製の麺は色白で特筆すべきところがある気はしませんでしたが、クセがなく食感も風味もなかなか。店内には「讃岐うどん」の文字が入った段ボール箱がありましたが麺に関係あるのでしょうか。

肉巻アスパラ。

ポーチドエッグを割って黄身をスープに溶かすと、いよいよスープパスタにしか思えない味わいになります。
メニューには「少し洋風の中華そば」と書かれていましたが、これで「少し」はないと思います。むしろ中華そばの要素を探す方が大変なくらいです。作り手がラーメンだとか中華そばだとか言い切ればそうなのかも知れませんが、少なくとも僕の許容範囲からは外れるなぁ。味は決して悪くありませんが、「餅は餅屋」の例えのように洋風なものは洋食屋さんでいただけば良いと思ってしまいますし。

にほんいち醤油をこれだけ大々的に宣伝している店は初めて見たかも知れません。「潮」という店名と、鶏白湯がトップのメニュー編成からすると違和感がありましたが、メニュー名の白と黒にはじまり、塩と醤油、洋風と和風、動物系と魚介系など、とかく180度正反対のものを同居させるのがコンセプトなのかも知れません。
食べたもの (白)鳥白湯そば(840円)
訪問日時 2012/10/24(水)14:09
満足度 ★★★★★☆☆☆☆☆
麺巧 潮 ushio
住所 東京都千代田区神田淡路町2-4-4 B1F
電話
営業 11:00~15:00/17:00~21:00(当面は11:00~19:00)
定休 日
駐車場 なし
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