
女性店主にスタッフも全員女性、女性客を意識したメニューなどで有名なお店。近所の69‘N’ROLL ONE同様、「佐野JAPAN」に名を連ねるお店です。
カフェのような雰囲気の店内はカウンター9席+テーブル2卓5席、平日12時の開店時で若干の空席がありましたが、じきに満席に。お店サイドの狙い通り女性の一人客の姿も見られます。訪問時は野津店主こそ不在でしたが女性スタッフ3名体制で、中でもホール担当の若い女性は常にハキハキ&キビキビとした接客で接客で好印象、お店の明るい雰囲気作りに一役買っています。

券売機。「ヘルシーセット」や「つけ麺女子盛り」など、女性への配慮も。

らぁめん(700円)

乳白色をした豚骨メインのスープは、旨味を引き出してから冷蔵庫で一晩寝かせ、表面の脂を取り除いたもの。ほどよくクリーミーでコラーゲンもたっぷり含まれていそうな一方、さっぱりもしていてヘルシー感も覚えます。もちろん臭味などはなく、一般的な豚骨スープとはイメージを異にした「豚骨のやさしさ」を存分に感じるスープです。それに節系やマー油によって変化が付けられています。

茶褐色の麺はスープの性格や見た目からしなやかな食感をイメージしましたが、実際にはかなりパッツリとして、ハリとコシがある仕上げ。もう少し柔らかめな方がスープとのマッチングが良さそうに感じます。

つけ麺・女子盛り(850円)

つけ麺の方はつけダレが若干味濃い目に調整されていますが、系統としては「らぁめん」と同じ路線。麺も「らぁめん」と共通、69‘N’ROLL ONEと同じく昆布だしが敷かれています。「女子盛り」は麺の量が少なくなる代わりに味玉を付けてくれます。味玉好きなうちのヨメ様が喜んでいました。スープ割りもしてくれますが、それでも味が濃ければ麺にかかっていた昆布だしで割っても良しです。
女性のお店ならではのきめ細やかさみたいなものは随所に感じられ、幅広い年代の女性に感想を聞いてみたいお店であることは間違いありませんでした。それでいてもちろん、男性客に排他的というわけでもありません。
でも働き盛りな(?)30代男性である僕にとっては、少々印象に残りにくい一杯でした。と言うのも僕にとっては「ラーメンを食べたい気分のときに食べたいラーメン」ではなかったのです。
そういう意味であくまでターゲットの中心は女性であり、自分はそのターゲットから外れていたということなのでしょう。あるいは女性も含む老若男女幅広い層がターゲットになっている分、訴求力を強く感じなかったのかも知れません。
食べたもの らぁめん(700円)/つけ麺女子盛り(850円)
訪問日時 2012/09/13(木)11:55
満足度 ★★★★★★☆☆☆☆
胡心房
住所 東京都町田市原町田4-1-1
電話 042-727-8439
営業 (火~土)12:00~15:00/18:00~21:00
(日・祝)12:00~18:00
定休 月
駐車場 なし(近隣に有料駐車場多数あり)
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