
珍妙なタイトルに何事かと思われた方もいらっしゃると思いますが、「昭和歌謡ショー」という名前のお店です。生まれて初めて都電(荒川線)に乗って訪れました。2010年5月オープンで、ご主人が一風堂出身というのは有名ですね。穏やかでとても感じが良い方です。

店内はカウンターわずか5席、先客なし、後客1名、後会計。メニューは上の画像以外に「七福・白醤油ラーメン」(700円)、そして昭和歌謡ショーだけありまして「一曲」(0円)というシャレが効いたメニューもあります。調理場の片隅にはギターが置いてありますが、お願いすれば一曲弾いてくれるのでしょうか。とっても小さなお店ですが、客席からも作業工程がよく見えて飽きません。

地球の塩ラーメン(半熟玉子入り)(800円)

鶏・豚・魚介のじんわりとしたダシに、塩は4種類の塩をブレンド、「雑味がない」というフレーズを体現したようなスープです。すっきり旨いですが、ちょっと物足りなく感じてしまうかな。

麺は出身である一風堂を思わせる極細ストレート、かための仕上げ、醤油とは麺を変えているようです。煮豚のチャーシューは残念ながら臭味が感じられて今ひとつですが、ひょっとしたら「昭和」ということで狙っているのでしょうか。味玉は塩味、美味しいです。揚げ玉葱、刻み玉葱、ネギ、水菜、岩海苔。この繊細なスープに岩海苔は好みが分かれそう。
確かに美味しかったですし、こってりした食事が続いているときとか、呑んだ後とか、こういうすっきりしたラーメンを食べたいときもなくはないのですが、このときはそうではなかったので「満足感」よりも「物足りなさ」の方が上回りました。またこちらには誰もが目にする位置に、
「昭和歌謡ショーは化学の子ではありません」
「時間という調味料を添加してます」
と、化学調味料無添加であることを示唆するコメントが貼られているのですが、こういう書き方だと「化学調味料=体に悪い」という誤解を招きかねない気がするのと、「無化調で、その分だけ手間がかかっています」とも読めるアピールをどう捉えたらいいのかという思いはあるなぁ。

都電ですが、現代の車両も「チンチン♪」って言うことに感動しました(´▽`*)
食べたもの 地球の塩ラーメン(800円)
訪問日時 2012/08/29(水)18:18
満足度 ★★★★★★☆☆☆☆
昭和歌謡ショー
住所 東京都豊島区巣鴨4-35-2 巣鴨岩下ビル1F
電話
営業 11:30~15:00/17:00~スープなくなり次第終了(20:00頃)
定休 月
駐車場 なし
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