
正真正銘の東池袋大勝軒系ながら、「元祖ばそカリー・たれそば」というカレー色の看板を掲げる異色の店。かれこれ10ヶ月ほど前に訪問したのですが、アップするのをすっかり忘れていました(ノ∀`)

「中華そば」「もりそば」が券売機の前半に来ておりかろうじてこの店のルーツが大勝軒であることを感じさせますが、この店のおすすめは圧倒的に「ばそカリー」と「たれそば」の様子。前衛的と言いますか、なんでもアリと言いますか。暖簾を分けた山岸御大という方はどこまで寛大なのでしょうか…。

隠れメニューも隠しませんw
店内はカウンター10席、先客3名、後客1名。アジアンな男性店員に食券を渡すと無言で受け取りました。…いや、何か言ったかも?フードファンの音が爆音でその音以外聞こえません。店内を見回すと山岸御大の写真や色紙もあり、一角には製麺機も置かれています。噂に聞いていたほど非衛生な感じはしませんが、水(お冷)のグラス置場が屋外にあるのが意味不明だし、衛生的にどうかと思います。

たれそば(600円)
丼の大きさと盛りの良さに驚かされます。

大勝軒らしからぬポクポクした麺に、ラー油色をしたタレは甘辛く見た目通りの味で普通に食べられます。「たれそば」という独自の名称で券売機にもわざわざ「油そばじゃないよ!」と書いてありましたが、いわゆる「まぜそば」とか「あえそば」と変わらないと思います。もりそば等と同じタレを使用しているようですね。チャーシューや玉子はなんとも普通というか、それ以下と言いますか。麺は300gくらいあったでしょうか、お腹いっぱいになりました。
とても大勝軒とは思えない一杯でしたが、近場の麺珍亭や武蔵野アブラ学会の油そばのことを考えると、これが600円というのは衝撃的です。そして、それらの店を凌ぐネタ店ぶり。これには山岸御大も「参った!」と言ったかどうか。安さと量の多さで勝負という意味では、山岸イズムは確かに継承されているのかも知れません。
食べたもの 元祖たれそば(600円)
訪問日時 2011/05/24(火)18:16
満足度 ★★★★★★☆☆☆☆
江戸川橋大勝軒(2013年7月中旬に関口1-5-7 に移転も、2015年7月20日閉店)
住所 東京都文京区関口1-19-5
電話 03-3260-5115
営業 11:00~21:30(日~17:00)
定休 無休
駐車場 なし
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コメントありがとうございます。
回数券ですが、自分の訪問時は650円×11枚が6,500円で販売されていました。
大勝軒系列でも回数券を販売しているのはここくらいではないでしょうか?
また、記事に書いた「ばそカリー」と「たれそば」も個性的ですが、
その後も「青ばそ」「ばそゲティー」「ニラばそ」「ばそリタン」等々、
異色なメニューが多数開発されているようです(笑)。