
先日の二桁ナンバーを探せ!NA8Cロードスター購入記(2)の続きです。
このロードスターは平成6年式の「Gリミテッド」という限定車なのですが、数あるロードスターの限定車の中でも1500台も作られた最もプレミア感のない限定車のため、むしろ限定車ではない方が良いくらいでした。
個人的に限定車って、どうしても落ち込んだ販売のカンフル剤という印象があるので好きになれないんですよね。でもGリミテッド専用色の「サテライトブルーマイカ」というボディカラーが僕の憧れであるM2 1028の「ブルーブラック」に似ていることもあって、まぁ悪くはないかなと思うようになりましたが。
そういうことで年が明けた1月5日の昼間に再度見に行き、太陽光の下で念入りにチェックし、三本和彦御大ばりに不躾な指摘(笑)もしたりしながら、気になるところは納車までにすべて直してもらうように交渉しました。
外装は大きなダメージこそありませんでしたが、ボディ全体に小キズとウロコ状に雨ジミが広がっていたので磨きを、助手席側ドアにエクボが数えきれないくらいあった(脇に自転車でも置いてたんだろうね…)のでデントリペアを、あとはお約束のリアガーニッシュの塗装が劣化で剥離していたので再塗装を、右フロントフェンダーにヘコミがあったので板金塗装を、といった具合です。もちろん基本的な部分が問題ないことは大前提です。
直しの項目が多かったのでそれらすべてがサービスとは行きませんでしたが、まぁ比較的譲歩してくれたかなぁ。当然「もう限界です」というところまでサービスさせましたが、それでも店は相当儲かっているんだろうなぁ、なんてことを考えながら契約書にハンコを押しました。
その仕上がりはうるさくお願いしたこともあって、まずまず満足行くものでした。
さて、話が前後しますが、この「あお号」(NA8C)の購入に伴い、保管場所の兼ね合いでこれまで所有していた「シルバー号」(NA6CE)を手放す運びとなり、お気に入りのパーツなどは納車前にあお号に移植した後に、ネットオークションで売却することにしました。
このシルバー号、大掛かりなオールペンもしたし調子も悪くないのでもったいないと思いましたが、平成2年式で走行11万kmのシルバー号と、平成6年式で走行7万kmのあお号とでは先行きを考えるとどうしても、ね。
そういうことで、あお号の納車が近づくにつれ、それはシルバー号とのお別れの日が近づくことを意味しているわけで、うれしいような切ないような複雑な気分の日々でした。
でも、ひょっとしたらシルバー号を手放さなくても済むかも…、という思いも心の片隅に存在したりしました。というのも、自宅のカースペースがやや変形なので、上手く詰めれば2台とも置けるかも知れないという「勝算」があったのです。
そして納車日、すでにネタバレしている通りですが(?)ギリギリながら2台とも置けることが判明し、結局、現在のわが家にはそこそこ見映えの良い二桁ナンバーのロードスターが2台並んでいます。ファンの多い車種と言えど、二桁ナンバーのロードスターを2台所有している人もそうそういないだろうなぁ。
なぜ同じクルマを2台?と問われるなら、最大の理由はやはり、より長く乗りたいからでしょうね。なんと言っても、もう二度と生産されないクルマですから。それに市場に出なければスクラップにならない=ロードスターの絶対数を減らさずに済みますし。
よく言われる維持費に関しては、古いポルシェを1台所有するのとロードスターを2台所有するのとは大して変わらない!と信じることに決めていますw 実際に置き場所の問題さえクリアしてしまえば、あながち詭弁でもないと思ったりするのですが。もちろん贅沢なのは自覚しておりますが、少しでも長く維持して行きたいと考えておりますです、はい。
そういうことで、以上をもちまして今回の購入記はおしまいです(´▽`*)
- 関連記事
-
- RCOJチャリティフリマ~ハマ麺~根岸競馬場な休日
- 二桁ナンバーを探せ!NA8Cロードスター購入記(3)
- 二桁ナンバーを探せ!NA8Cロードスター購入記(2)
- 二桁ナンバーを探せ!NA8Cロードスター購入記(1)