ノンジャンル系日記ブログだったはずが、今やほとんどラーメンブログ。何かの参考になることがあれば幸いです。横浜南部&東京都心メイン。
    バンクーバー五輪を振り返って
    …という記事がこのブロクに求められているかはさておき、自分用の備忘録的に。

    まずはメダルが期待された女子モーグル。日曜日の昼間に中継があったことでオンタイムで見た人も多かったはず。

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    上村さんはメダルメダル言われて少し気の毒に思いました。もちろん本人もそのつもりだったわけだし、それは宿命であったり競技者冥利に尽きたりもするのかも知れませんが、そのせいか心なしか滑りに思い切りが欠けたというか、守りに入っているように見えました。

    女子フィギュアではジャッジの採点が問題視されましたが、同じ採点競技でもモーグルの採点については僕は妥当と感じました。だいたい皆さんそうだったと思いますが。

    実況のアナウンサーが中継しながら彼女のカービング技術を世界一と評していましたが、果たして今でもそうなのか僕には少し疑問でした。それだけ上位3人が素晴らしかったということでもあり、4位の上村さんと3位の得点差についても納得が行きました。

    しかしさすがに大会前は誰も公に指摘しませんでしたが、初参加の長野大会以来の1段ずつの法則(7位→6位→5位)を今回も打破できなかったことに「やはり…」の念を強くした人も少なかったのではないでしょうか。彼女の場合ピークが来るのが1年早かった…。

    でも小さな体を張っての健闘は日本人の心の琴線に触れますし、競技後の受け答えなども素晴らしかった。メダルを獲って欲しかった、というよりはメダルを獲って喜ぶ彼女を見たかったですが、メダルじゃないからと言ってそれまでの何かが変わるわけではなく、こうして応援させてもらい、一喜一憂できたことに素直に感謝したいです。

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    当日はその上村さんよりメダルに近いと思わせたのが里谷さん。第2エアの着地に失敗し決勝20人中19位に終わりましたが、それまでの鬼神のごとき滑りは元・金メダリストの凄みを十二分に感じさせてくれました。これがかつて世界から恐れられたターン技術かと感動しましたし、その迫力はモーグルの醍醐味に溢れていて興奮しました。

    勝負事に「たられば」はありませんが「あの第2エアが決まっていれば、もしや…」と思わされましたし、「メダルはこうして獲るんだ」と言わんばかりのダイナミックな滑りで、上村さんの滑りとは対照的に映りました。本人もメダルを狙っていたんだと思います。

    近年はあまり結果を残していないようでしたし、過去のプライベートでのゴタゴタもあったのであまりいいイメージはなかったのですが、あれは本当にいいものを見せてもらいましたし、これで引退というのはあまりにも惜しいです。世界的に見れば年齢的にもまだ行けなくはないはず。腰を完治させて、もう一度オリンピックでその滑りを見せて欲しいです。

    って、女子モーグルだけで長くなってしまった…。次。

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    女子フィギュアについてもだいたい世間の皆さんと同じ考えだと思うのですが、キム・ヨナの滑りは現在の採点基準にアジャストしたのだろうし、今の採点基準は彼女のためにあったようなものなのだろうし、高得点の背景には大人の事情があったのかも知れないけど、そう思えば納得できるならそれはそれで仕方ないか、というところ。

    あ、あとロシェットさんも。いや、あんなつらい状況でも滑り切ったことについては見ているこちらでさえ万感の思いでしたが、欽ちゃんじゃないんだからお情けで点あげちゃねぇ…。

    その煽りを受けてか真央ちゃんと安藤さんの点数が抑えられた…、特に安藤さんについては評価低過ぎだろって思いましたけども、もう採点競技なんだから採点基準が訳分からなくても仕方ない、今回はそう思うことにしました。本人達が自分の滑りに納得してくれてさえいれば、それが一番だと。

    そういう意味ではスノーボードハーフパイプの恥さらしな人が「順位は関係なく、自分のスタイルを出せればいい」と言っていたのはある意味で真理を突いているんじゃないかと思いましたね。

    そうは言いつつ、もちろんスポーツである以上、高い技術に対して高い評価をしなくなったらそこに進化はないわけで、「歴代最高得点」などというのはそれこそショーン・ホワイトみたいな神業を成し遂げた者にこそ与えられるべきものであり、そういう意味ではキム・ヨナではなく、女子SP史上初のトリプルアクセルに女子フリー史上初のトリプルアクセル2度成功という快挙を成し遂げた真央ちゃんに与えられてしかるべきとは思うんですけどね。だって女子のトリプルアクセルって男子の4回転より難しいそうじゃないですか。

    でもそういうまともな考えが通用する世界ではなさそうなので、今回は「仕方ない」に尽きます。

    それにしても演技終了後には悔し涙を見せていた真央ちゃんに翌日笑顔が戻ったのは本当に良かったと思いました。オジサンうれしいよ(笑)。だって立派ですもん、あれだけプレッシャーをかけられた状況でトリプルアクセルを3回とも決めて、フリーのあの場面以外はほとんど完璧な演技を見せて、いろんな戦いに勝ったわけで、みんながあなたを誇りに思っていますよ。

    まぁ何しろもう、そういう訳分からん大人の事情みたいなものに19歳のまっすぐな娘さんを巻き込まないでくださいってことで。そうそう、鈴木さんも入賞できて本当に良かった!彼女はリンクの上に立つと輝きますよね(←若干失礼)。

    そして男子では高橋大輔は絶対にメダルを獲ってくれると信じていました。足の怪我って僕みたいな一般人でもお先真っ暗になるんだから彼が味わった絶望感は想像を絶しますけど、そういう経験によって成長できたり、強さが生まれたりする部分が必ずあると思っていたので、それが結果として現れて本当に良かったです。

    最後に、気になるのは日本のスキージャンプの不振。なぜこれほどまでに世代交代が進まないのでしょう。ひと頃は日本人に不利なルール改正が原因とされていましたけど、今の世界トップレベルのジャンパー達には小柄な選手も少なくないんですよね。

    いつかまた輝きを取り戻して、あの長野大会の団体のような感動のドラマを見せてもらいたいものです。

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    コメント
    この記事へのコメント
    里谷さんの滑り良かったですよね。
    当日は結果を知ったうえでハイライトを見たのですが、、、
    スゲー攻めてるなって感じました。
    結果を知ったいたからこそ「たられば」を強く思ってしまいました。。。
    あの第2エアが決まっていれば…


    パイプのK君もA君も良かったです。
    予選が良過ぎたかな…?
    K君のマックツイストはやっぱりキレイですし、A君のフラットスピンも滑らかでキレイに回っていると思います。

    でも、ショーンが別格過ぎて。。。
    抜群のエアの高さやスピンの安定感はもう当然で、最後のダブルマックのランディングで
    ずれたボードを戻しちゃうところが彼の強さです。
    さすが、山奥に自分専用のパイプを持っているだけある。

    ボードをやらない全く素人の会社の同期が、K君やA君の滑りを見て日本人も結構すごいんだと思ったけど、
    ショーンを見て全然違うんだね、、、と言っていました。

    いや~、いいもん見させてもらいました。
    あれでまだ23歳ですから、恐ろし…
    2010/03/06(土) 00:54:17 | URL | ヒデ #-[ 編集]
    >ヒデさん

    里谷さんはあの第2エアが決まらないのが
    今の実力なのかも知れませんが、
    それにしてもあの滑りは鳥肌モノでしたよね。

    ハーフパイプについては
    こんなこと言っちゃいけないんでしょうけど、
    「ショーンとその他大勢」って感じでした…。

    僕は職場で親子ほども歳の離れた上司達と一緒に
    テレビで見ていましたが、その上司達もそれこそ
    「全然違うね」と言って素直に賞賛していました。

    >ずれたボードを戻しちゃうところが彼の強さです。

    アレは驚きを通り越して笑いました。
    えーっ、そんなのアリかよ!?って感じで。

    それでいて彼はまだまだ伸びしろがありそうですもんね。
    すごいです。
    2010/03/09(火) 01:30:35 | URL | 路地裏男 #mQop/nM.[ 編集]
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