
2008年2月開店ながらたちまち行列店として名を馳せることになった東十条のお店。僕のような田舎者でも聞き及んでいるくらいですから相当なもんです。東十条駅南口から徒歩3~4分だったでしょうか。またもnextさんとご一緒させていただきました。
18:45着で7名待ち。店内で食券を買ってから列に並ぶのがこちらの決まりです。
メニューは香味鶏だしらーめん(醤油)、塩らーめん、濃厚豚骨魚介らーめん、そして濃厚豚骨魚介つけ麺の4本立て。この日は暖かかったこともあって僕はつけ麺をチョイス。食券を渡すときに「つけ麺は魚介と柚子がありますが…」と訊かれましたので柚子でお願いしました。
19:10、店内の席に着くことが出来、待つこと5分ほどで提供されました。カウンター8席のみですから、回転の良さはさほど期待しない方がいいかも知れません。

濃厚豚骨魚介味玉つけ麺・柚子(780円)
見映えの良いつけ麺が出てきました。ではいただきます(* ´∀`)ノ

器までアツアツのつけ汁は濃厚豚骨魚介ということですが、濃度についてはむしろさっぱりしているくらい。
つけ麺のお約束とも言うべき甘味、辛味、酸味はほとんど感じられませんが、塩分は強めですね。そして柚子がしっかりと効いています。風味とか隠し味程度ではなく、ここまで強く効かせているのは珍しいのではないでしょうか。「魚粉もしくは柚子」という選択肢だったのですから、これには満足です。
しかしそれ以上に、魚介と豚骨等のバランスの良さが際立っていることに驚かされます。そして、ダシはしっかり感じられるのに雑味がなく、非常に洗練されていてクリアな旨さを堪能させてくれます。無駄が一切省かれているというか、けれん味がなく品の良さを漂わせるつけ汁だと思います。

中太の麺は加水多めでシコシコしており、グミのような歯を押し返すような弾力があるもの。旨いです。チャーシューは低温真空調理されているとのことで、ローストビーフっぽいですね。味玉はブランデーで味付けをしているそうでとても良い風味ですし、火加減もバッチリで黄身はトロトロです。

つけ汁にはメンマと脂身中心の角切りのチャーシューが入っていました。
魚粉とかドロドロなつけ汁とか極太麺に頼りがちなつけ麺でも奇をてらわず、純粋な旨さを引き出しつつ、味玉のようなちょっとしたところで個性を発揮する手腕にセンスの良さを感じずにはいられませんでした。鶏がらスープで割ってくれるスープ割りもさっぱりしていて美味しかったなぁ。
その店主は茶髪ピアスの若者ですが、見た目に反してかなり行き届いた良い接客をします。人を見た目で判断しちゃいけませんね(ノ∀`)
19:25、お店を出ると平日だというのに20人ほど並んでいました。土地柄を考えると僕らのようによそから電車に乗るなりしてわざわざ出向いている人も少なくなさそうです。かなりの人気ですが、それも納得の味でした(´∀`*)
食べたもの 濃厚豚骨魚介味玉つけ麺・柚子(780円)
訪問日時 2009/11/09(月)18:45
満足度 ★★★★★★★★☆☆
麺処 ほん田
住所 東京都北区東十条1-22-6
電話 03-3912-3965
営業 11:30~15:00/18:00~売り切れ次第終了
定休 水
駐車場 なし(近隣にコインパーキングあり)
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