
鎌倉駅から徒歩数分、鳩サブレーの豊島屋本店の裏手にあるお店です。開店は2004年だったでしょうか、「ひなどり」が開店してしばらくの頃だったと思います。当時、開店を告げる折込広告が新聞に入ってきたのを思い出します。そして今回はその当時以来の訪問です。


店内はカウンター14席、食券制。…と店に入っても誰もいないのでキョトンしていたら、店主さんらしき人物が店の外から幟(のぼり)を持って入ってきました。どうやら僕が仕入れた営業時間の情報が古く、すでに閉店時刻を過ぎていました。でも店主さんは「5時までだけどいいよ。何にする?とんこつ?」と快く入れてくれました。
閉店で一度オフにした心や体のスイッチを入れ直すというのは体力がいることだと思うのですが、僕が腹を空かせて食べに来たんだから、ってことで招き入れてくれたんじゃないかと思います。やさしい方です。
実は前回訪れたときは開店間もないのに券売機は壊れているわ、店内が衛生的でないわ、店員が無愛想だわ、味は微妙だわで、家から近いのにこうしてご無沙汰になっておりました。
そういう印象だったのでこれはちょっとうれしい誤算でしたね。ちなみに店主さんは以前は二俣川で「はま玄」というお店を開いていたそうです。


こくだしとんこつラーメン(650円)
キャプションにも書かれていましたが提供する際にもお酢をお勧めしてくれました。個性的なビジュアルの一杯です。
スープは豚骨に煮干しを加えた醤油味なのですが、にんにくが強いのかクセのある不思議な味です。お酢を入れると確かに味が引き立つし、味の輪郭がくっきりして食べやすく感じます。個人的には入れた方が旨いですね。
中太のちぢれ麺はかなりアルデンテな仕上げ。主張が強く、スープとの絡みはもうひとつな印象です。具はチャーシューと海苔、そして特製タレで和えたという小松菜と高菜という珍しい顔ぶれ。スープ、麺、具のどれも主張が強く独特なバランスですが、繰り返し食べればやみつきにもなりそうなちょっと面白くもある一杯です。
食べている最中も店主さんは「急がなくていいよ、ゆっくりで」と声をかけてくれました。店主さんは大雑把そうで店内は相変わらずあまり清潔な感じではありませんでしたが、かなりいい人ぢゃないですか。当然ラーメンの旨味も増しましたよ(*´∀`)
食べたもの こくだしとんこつラーメン(650円)
訪問日時 2009/10/17(土)16:59
満足度 ★★★★★★☆☆☆☆
玄翁(2013年6月閉店)
住所 神奈川県鎌倉市小町2-11-4
電話 0467-22-5435
営業 11:00~17:00
定休 水
駐車場 なし(近隣にコインパーキングあり)
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昔ながらって感じします。
そうですね、確かに懐かしい雰囲気のラーメンです。
でも僕にはモンキーさんのプリンの方が美味しそうです(´▽`*)
二俣川時代に通っていた者です。
鎌倉に移転したとは聞いていましたが、
店名も変えていたのですね!
だからなかなか探せなかったのですね。
今度食べに行きます!