
この日の目当ては一番人気「六厘舎TOKYO」。言わずと知れた大崎に本店を置く大行列店で、ラーメンストリート内の4店舗の中でも常に待ち行列が一番長いのは当然といえば当然かも知れません。もっともこの日は「むつみ屋」にまで行列ができていて衝撃を受けましたが。
僕は19:05に現地着、30数人待ちの最後尾につきました。位置としてはちょうど「こちらから約1時間待ち」の看板の付近です。そう、ここはディズニーランドのアトラクション待ちのようにロープが張られ、待ち時間の目安が書かれた看板が立てられているのです。
19:38、列の先頭に到着。19:48、店内に案内され食券を購入し着席です。ラーメン屋で行列に並ぶときは食券を買ってから並ぶ店も少なくありませんが、ここでは最後の最後に購入します。この方法だと並び途中にあきらめて帰ることができるメリットがありますけど、どんなメニューがあるのか知らない人は困りそうですよね。
僕は味玉つけめん(950円)と大盛り(100円)の食券を買いました。それ以外には、つけめん(850円)、辛つけ(850円)、豚のせ(300円)、豚ほぐし(150円)、メンマ(150円)、味玉(100円)、中華そば(700円)等がありました。中華そばは一人も食べていませんでしたね。
店内は公称28席のようですが、僕が数えたときはカウンター10席+テーブル8卓16席までしか確認できず。スタッフは常時8~9人体制で手が空いている人も少なくなく、活気はあるけど常に監視されているようでもありこっちまで落ち着きません。吉田兄弟の津軽三味線のBGMにしても音量がデカ過ぎます。

味玉つけめん(950円)+大盛り(100円)
並び始めてから53分にしてありつきました。提供まで約1時間ということで、外の看板はかなり正確な目安かも知れません。
一般的に「濃厚魚介豚骨」と称されるつけダレですが粘度は抑えられていて、海苔の上に乗せられた魚粉を溶かし込むまでは動物系がやや強めに顔を出します。酸味や辛味を効かせずに塩を立たせることで味を決めており、この手のものとしてはなかなかに品のある味わいだと思います。あくまで魚粉を溶かす前の話ですが。

麺は大崎の本店とは異なる、六厘舎TOKYO専用粉を使った浅草開化楼謹製のもの。極太ですがしなやかで瑞々しく、噛み締めればむっちりとした食べやすく、かつ食べ応えのある麺です。

刻まれたチャーシュー。これで全部ではなかったはず…、ですが量的には決して多くは望まない方が良さそう。普通に美味しいです。

甘味のある味玉。茹で加減もいい感じ。
トータルとしては「スタンダード的に美味しい」とでも言いますか、ありきたりだけど「真面目に作ってます」って感じで、決して面白くはないけどバランスは取れていて旨いですね。
また、魚粉は溶かし込まない美味しいと思いました。慣れてくると過剰な魚粉ってふりかけみたいなもので飽きが来るというか、支配的過ぎて全体をぶち壊すというか、何しろ素のままの方が美味しいと思えますね。
本店も一度しか食べていないので断言は出来ませんが、TOKYO店の方が近い人はこちらでも良いのではないかという感じはしました。人によるでしょうけど、並んでいる最中も雨風に晒されることがないというのも大きな要素だと思います。次回は中華そばを食べてみたいものです。
食べたもの 味玉つけめん(950円)+大盛り(100円)
訪問日時 2009/08/31(月)19:05
満足度 ★★★★★★★☆☆☆
六厘舎TOKYO
ラーメンストリートHP http://www.tokyoeki-1bangai.co.jp/ramenstreet/
住所 東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅一番街 東京ラーメンストリート
電話 03-3286-0166
営業 7:30~10:00(9:45LO)/11:00~22:30(22:00LO)=2010年12月現在
定休 無休
駐車場 なし(近隣に有料地下駐車場あり)
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