
僕の手元にポルシェ911(930)がやって来てちょうど半年。まぁ、最近でこそフツーに運転できるようになりましたが、最初の頃はそれはそれは大変でした。今思えば納車日など、よくぞ無事にクルマ屋さんから帰ってきたものです。そんな思い出話を今日から何回かに分けてしようかなと。
僕も素人にしてはそこそこ新旧の輸入車を運転した経験があると思っていたのですが、930はその中でもトップ級の運転の難易度でした。ひと癖もふた癖もあるし、すべてが重厚というか、重い。いちいち乗り手の技量が試されます。
そんなクルマをクールに乗りこなす。それがカッコイイんでしょうし、それによって得られる征服感はひとしおでしょう。このクルマ、確実に運転が上手くなります。だけどポルシェの入口が996だった僕にとっては想像以上の難易度でした。
今でこそ売上の8割程度がオートマチック(ティプトロ)の911ですが、930まではマニュアルミッションしかなかったわけです。バブル期にはお金持ちがこぞってこのクルマを乗り回していたと思いますが、この運転の難しさを思うと【ブランドやファッションだけでは乗れないクルマ】だったのではないかと思います。
そう、お金持ちでさらに運転も上手という最高にカッコ良く、ある意味で最高にイヤミなヤツが乗っていたんじゃないかと思います。そういえば僕が中学生の頃、通学路を930で走って行くおばちゃんがいたのですが、あのおばちゃんも今思えば相当な運転技術を持っていたのではないかと。
と少々大袈裟には書きましたが、もちろん体が慣れてしまえば誰でもそれなりに運転できると思います。でもクルマ好きの間でいまだに一目置かれるクルマであるのもまた事実です。ではどのあたりがそんなに大変なのか、明日以降あらためて僕なりに語ろうと思います。
