
さて、このクルマはなんでしょう?

…そう、ポルシェ911(996型)です!職場の上司が所有していて、前々から一度でいいから乗ってみたいと思っていたのですが、ひょんなことからこのたびしばらくキーを預かることになったのです…!
いやぁ、すごくうれしいです!ポルシェ911と言えば僕にとって永遠の憧れのクルマですから。もっと言ってしまえば「すべてのスポーツカー好きの憧れ」と言っても過言ではないかも知れません。
911とひと口に言ってもいろんなタイプがあるのですが、この996型はエンジンの冷却方式が水冷になった最初のモデル。欲を言えばそれ以前の空冷エンジンの、それも911に乗れればさらにうれしいのですが、この996でももちろん十分です。
早速今日、ひとっ走りして来ました。こんなにワクワクしながらクルマの運転をしたのは久しぶりです。ポルシェ自慢の水平対向エンジンは水冷でも十分凄みのあるエキゾーストサウンドを奏でます。う〜ん、迫力!歩行者が結構振り返ります。
市街地を40〜50km/hで走行する分には至って今どきの乗用車然としています。操作もまったく戸惑うことはありません。70km/h以上出して初めてその良さが少しずつ分かると思いました。乗り心地はやや硬めですが、ボディ剛性は非常にしっかりしていて「守られ感」があります。
そして首都高にも乗りましたが、このクルマはやはりある程度のスピードを出して初めてその良さが分かります。ありきたりな表現ですが、スピードを出すほどに路面に吸い付くようになり、安定感も増して行きます。まさに早く走るためのクルマで、スピードを出してナンボのクルマですね。そういう意味では悲しいかな、最高速度が100km/hの日本の道路では免許が何枚あっても足りず、楽しみ切れないようにも思います。ドライブフィールは非常にニュートラルというかナチュラルというか、まったくクセがなく、RR(リアエンジン・リアドライブ)であることを忘れさせるような自然なものです。
また絶対的な加速力ではインプレッサやランエボなどの方が上だと思いますが、ポルシェは数値化できない独特の官能的な演出でドライバーの心を満たしてくれます。このあたりに伝統ある生粋のスポーツカーメーカーの一日の長を感じます。
ブレーキはレーシングカーのような立派なものが付いていますが、強めに踏み込まないと効かないタイプのようです。
僕は今まではカエル顔の930型や964型が好きだったのですが、首都高の大黒パーキングにクルマを停め、この996型をじーっと眺めていたらなかなかエレガントな佇まいでかっこいいことに気がつきました。911にはクルマ好きの心を引きつけてやまない何かが確かにあります。ただし、内装の質感はイマイチですね。ダッシュボード上部やサイドシル部分のカーボンパネルが割れていたり波打ったりしていました。
いつかは所有できたらいいな。でも市街地を走る分にはロードスターの方が10倍面白いですけどね…!
