
3月10日(木)訪問、2015年12月のオープン以来2度目の訪問。初回訪問時はカウンター6席のみでしたが、ウェイティングスペースだったところに2~3人がけのテーブル席が用意されました。

「中華そば」「煮干しそば」「つけそば」のラインナップは変わらず。

煮干しそば(800円)

作り方を見ていると、「中華そば」と「煮干しそば」は醤油ダレとラードは共通で、「煮干しそば」には鶏油(?)が入らないのかな。スープはそれぞれ別の寸胴からすくっていたと思います。

そのスープは丸みを帯びた醤油の旨味・甘味、そして煮干しの風味が先行、徐々に動物系に吸収されて行き、豚の旨味に帰結して行く感とでも言いますか。いい感じのオールドスタイルです。

麺はやや平打ち気味の中太、稲庭的なツルツルシコシコしたもので、歯切れ、喉越し共に良く、ロ麺ズ@弘明寺の後藤店主が作る麺に似ています。美味しいです。
ところでこちらのお店、3月下旬から店名のプレートが外されシャッターも降りたままなのですが、本店(BASSOドリルマン)に確認したところ閉店ではなく休業中で、プレートは落ちてしまっただけのようです(紛らわしい…)。ただ、具体的な再開時期は未定だそうで、グランドオープンも延び延びでしたからどうなんでしょう、少し時間がかかりそうな気もします。
BASSO
住所 東京都新宿区山吹町130-15
電話 03-6280-8698
営業 11:30~15:30/18:00~21:00
定休 月
駐車場 なし
過去のレポート
2016/01/22 つけそば

早大通り沿い、山吹町交差点の近くに2015年12月27日オープンしたBASSOドリルマンの3号店(サードブランド)。ラーメンWalker東京で10月オープンとなっていたのでずっと気にしていましたが、開店が遅れに遅れたようです。現在では夜営業も始まり、当初は絞っていたメニューもフルラインナップとなっています。
1月21日(木)訪問、店内はカウンター6席、11:43着で一番乗りでしたが、すぐに満席&店内待ちが発生。ウェイティングスペースはテーブル席を置けそうなほどの広さがあります。

券売機。全メニュー並盛り・中盛り同額、…といっても中華そばの並で180gあるそうです。今回はつけそばの中盛にしましたが、体感的におそらく360gだったのではないかと思います(正確なところは未確認)。

つけそば・中(800円)

提供時に紙エプロン使用の有無を聞いてくださいました。それ以外にも接客をはじめとした仕事ぶりは好感度が高かったです。

小鉢に香味油、タレ、半透明の液体を微量(これも油?)、白い粉(おそらく砂糖)、赤い粉(一味唐辛子)、ペッパーミルで胡椒をゴリゴリしたうえにスープを注いで作られたつけだれ。
東池袋大勝軒の面影を感じるいわゆる「甘・辛・酸」の味わいで、動物+魚介節メインでしょうか、魚介節やたっぷりの刻みネギ&刻み玉ねぎのアクセントも手伝って懐かしさも覚えますが、そこは現代流に深みのある醤油ダレと動物系の厚みによりキレとコクをもたらし、しっかりとしたボディを形成しているため、シャバ感や薄っぺらさはありません。ただ、醤油×スパイス系による辛味はだいぶ強めです。BASSOドリルマンと同じなら無化調ということになりましょうか。

麺はスベスベモチモチ、みずみずしさを感じさせる中加水の太麺。かなり長めの麺ですが滑らかさや適度なコシにより、力強さも感じながら心地良く、ストレスフリーでズバズバと啜れます。また、前述の通りつけだれが濃い目で油脂も厚みがあり、麺がしっかりとコーティングされるため絡みも問題なし。第一印象よりも、食べているうちに良さが分かる麺だとも思いました。
BASSOドリルマンといえば自家製麺ですが、本店と2号店の分で製麺が追い付かないため独自に製麺所に発注している、というネット上の情報通りのようでした。

光っていたのがトッピング類の質の高さ。しっかりした味付けの豚肩ロースのチャーシューや小松菜、メンマなどのトッピングもどれも美味しかったです。もちろんスープ割りも出来ます。中華そばの800円スタートはややお高く感じられますが、つけそば中盛りの800円はリーズナブルな気がしました。

「甘・辛・酸」のクラシカルスタイルを進化・洗練させた、いわゆる「ネオクラシカル」なつけそばといったところでしょうか。なお、外から店名が特定できるものは個人宅サイズの「BASSO」の表札のみです(笑)。
BASSO
住所 東京都新宿区山吹町130-15
電話 03-6280-8698
営業 11:30~15:30/18:00~21:00
定休 月
駐車場 なし
BASSO ドリルマン 江戸川橋 (ラーメン / 江戸川橋駅、神楽坂駅、牛込神楽坂駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.7