
大塚駅南口から徒歩5分ほど、2012年5月オープンのお店。およそ5ヶ月ぶりの訪問で、今回はnextさんとご一緒させていただきました。カウンター11席、満席外待ち4名、食券制。

券売機。夏季限定の「冷し梅塩拉麺」が提供されていた以外は前回と変わっていないと思います。

塩拉麺(700円)

じんわりうまい!(nextさん風)
動物魚介系をベースに「内モンゴル産岩塩使用、昆布、干貝柱を中心とした出汁と合わせた塩ダレ」とのことで、勝手に干貝柱が効いたシーフードっぽい味をイメージしていたのですが(個人的に好きなので)、むしろそれ以外の魚介系(昆布や節系)が頑張っていて和風テイスト寄りな感じ。塩加減もバランス良く、まさにじんわり旨いです。

中細の麺はとてもなめらかで、前回はザクッとした今どきの食感でしたが今回は若干やわめに感じました。
醤油と同様、美味しい反面きわめて優等生的で「どう美味しいのか」が説明しにくいような一杯でした。店主さんは「ちゃぶ屋MIST」出身とのことですが、「ちゃぶ屋」が品の良さの中にもパンチを効かせていたのに比べると、こちらはやや中毒性には欠けるかも知れません。
食べたもの 塩拉麺(700円)
訪問日時 2013/07/31(水)19:10
満足度 ★★★★★★★★☆☆
創作麺工房 鳴龍 NAKIRYU
住所 東京都豊島区南大塚2-34-4 SKY南大塚1F
電話 03-6304-1811
営業 11:30~15:00/18:00~22:00
定休 火
駐車場 なし(近隣にコインパーキングあり)
過去のレポート
2013/03/19 醤油拉麺

大塚駅南口から徒歩5分ほど、2012年5月オープンのお店。店主さんはちゃぶ屋MIST出身。カウンター11席、先客6名、後4名、食券制。

メニューは担担麺を筆頭に、醤油、塩、梅塩と続くちょっと風変わりな構成。
店内は白色とウッドとステンレスのシルバーで構成された、カフェのようなモダンで洗練された雰囲気。オープンになっている調理スペースは客席より一段高くなっており、その中心部はアイランドキッチンのように独立しています。
着座した客の目線より高いところで行われる平ザルによる湯切りや、一段高いところから丼が運ばれてくる演出は魅せられるものがあります。調理スペースの奥にはガラス張りの製麺室も見えます。うーん、すべてがかっこいい。オシャレでセンスの良いラーメン店を開業したい人は必見の空間デザインではないでしょうか。

醤油拉麺(700円)

動物系と魚介系を中心に20種類以上の食材を使用しているというスープ。ちゃぶ屋と同じくヒゲタ本膳がメインという醤油ダレがキレキレでしっかりした味わいですが、後味はすっきり。最後までかなりアツアツでダシ感は感じづらく思えます。

麺は全粒粉の粒々が見える中細ストレート、担担麺のものとは異なり水分量多めとのことですが、それでもその食感は「ザクザクとした(食感)」という表現になるかと思います。

ハーブや香辛料で風味付けをした低温調理のチャーシューですが、スープの温度の高さと醤油ダレに負けてしまってか、期待したような風味を堪能するには至りませんでした。
そうは言ってもトータルのレベル的にはかなり高く、否が応でもライバル扱いされるであろう蔦@巣鴨(※)よりしっかりして分かりやすい味ではないかなと思います。また、意外とこってりしていて腹にたまります。
※同じエリアでどちらも2012年オープンの清湯系なので

無理に欠点を探すなら、清湯系スープに細ストレート麺、2種類のチャーシューという最近のトレンドど真ん中で目新しさはないことや、ちょっと綺麗に整い過ぎでクセがなく、ちゃぶ屋ほどのもてなしの良さがあるわけでもなく、「美味しい」に次ぐコメントが浮かびづらいこと、などでしょうか。
もちろんそれも強いて言うならの話で、これを悪く言う人はいないだろうと思える完成度の高い一杯でした。塩拉麺も評判が良いので食してみなければと思っています。
食べたもの 醤油拉麺(700円)
訪問日時 2013/03/06(水)18:10
満足度 ★★★★★★★★☆☆
創作麺工房 鳴龍 NAKIRYU
住所 東京都豊島区南大塚2-34-4 SKY南大塚1F
電話 03-6304-1811
営業 11:30~15:00/18:00~22:00
定休 火
駐車場 なし(近隣にコインパーキングあり)