
外苑東通り沿いに2012年6月にオープンした塩つけ麺のお店。2月1日(月)、およそ3年ぶりに訪問。カウンター5席の店内は相変わらず激セマで、この店を凌ぐ狭い店にはなかなか出会えないかと思います。店長さんお一人での営業。

券売機。メニューは前回訪問時と大きく変更なし、主なところでは右下の「<裏つけ麺>醤油変更」くらいでしょうか。

でも飯割りのサービスが始まっていたり、

7種類ブレンドだった塩ダレの塩が9種類になったり、スープに手羽先が加わったり、本枯節OUT、真昆布INといった変更はあったようです。

淡麗塩つけ麺(800円)

丸鶏を中心とした鶏と和出汁によるスープ。トッピングに青ネギと刻み玉ねぎ、一味唐辛子。出汁よりも油と塩ダレで食べさせるようなところがあり、塩ダレはなかなか鋭くエッジが効いていますが、しょっぱいギリギリ一歩手前で旨味が勝る感じ。絶妙なさじ加減です。

捻りが入った透明感ある瑞々しい平打ち麺は啜り心地抜群、ズバズバと啜るのが楽しくなりますし、じかに麺に柚子胡椒を添えて啜ればつけだれなしでも十二分に旨いから困ります。320gもスルスル食べられますね。蕎麦やうどんの良いところを取り入れているようにも感じられます。

チャーシューは薄切り豚バラ。

コリコリしたメンマ。

スープ割りは昆布出汁でお茶漬け風なのですが、完飲寸前で底からねっとりとしたペースト状の液体が登場、後味が良くありませんでした。

店長さんも接客は低姿勢で一見丁寧風なのですが、客とは決して目を合わせないなどその接遇が気になりました。以前伺ったときはにこやかで感じが良かったのに、今回はお疲れだったのでしょうか。
食べる環境が「立ち食い」以下とも思える劣悪さだけに、それを補って余りあるものがないと再訪問はしづらいところです。
塩つけ麺 灯花
住所 東京都新宿区荒木町8
電話 03-5379-0241
営業 18:00~27:00
定休 日
駐車場 なし
過去のレポート
2012/12/19 淡麗塩つけ麺+中盛

2012年6月30日オープン、第13回ラーメン大賞TRY新人賞・しお部門3位のお店。
とにかく狭いです。このお店が入る前もラーメン店だったのでご存じの方も少なくないかも知れませんが、わずか3坪と歴代訪れたお店の中でも指折りの狭さ。席数は5席のみ、着膨れるこの時期にこの窮屈さはかなりの仕打ちです(苦笑)。上着を置く場所もありません。訪問時は先客1名、後客2名で命拾い。

券売機。店名にもなっている「塩つけ麺」と「鶏塩そば」の2本立て。
客席よりは余裕がある厨房には小さめの寸胴が2つ並んでいましたが、その寸胴で夜22時までの通し営業を乗り切るだけのスープは取れないと思いますので、どこか別のところでスープを作っていたりするのでしょうか?素人なりに率直に不思議に思いました。

あらゆる情報をオープンにしていたり、写真撮影が「大歓迎」だったり。独学で開業された店主さんの意気込みの表れのようにも感じます。お店は隅々まで清潔に保たれ好印象、これまた感じの良い店長のお兄さんがお一人で切り盛りされていました。

淡麗塩つけ麺(750円)+中盛(50円)

鶏魚清湯の塩味のつけだれ。塩のキレやコク、鶏の旨味がほどよく主張しており「ザ・淡麗」な味わいであることに異論はありませんが、結構オイリーでこってり、やや油が勝ち過ぎな印象も覚えます。一味唐辛子(決して辛くはない)や水菜で変化がつけられているところをみると意図的なものと思いますが、せっかくのダシやタレの印象を薄くしていてちょっとかわいそうな気もします。

艶やかな平打ちの麺、見るからに美味しそうですよね。三河屋製麺らしいです。向こう側に見えているのは味変アイテムの柚子胡椒。

やや厚手でもっちり、ほどよくウェーブしており食感・啜り心地共に良好。最近あつもりも始めたそうです。

つけだれに投入された炙りチャーシュー。メンマも数本入っていました。

昆布だしで割るスープ割りはあられと刻み海苔が追加されるお茶漬け仕様。スープに粘度が出て口当たりが変わるのは面白いですが、「ねっとり」でフィニッシュさせる店は初めてかも。いっそご飯を入れてお茶漬けにしたかった(´▽`*)
価格は都心ではリーズナブルな範疇だと思いますが、ボリューム感も相応な感じ。いやいや、でもらーめんもぜひ食べてみたいと思います。
食べたもの 淡麗塩つけ麺(750円)+中盛(50円)
訪問日時 2012/12/17(月)13:58
満足度 ★★★★★★★☆☆☆
塩つけ麺 灯花
住所 東京都新宿区荒木町8
電話 03-5379-0241
営業 11:30~22:00(スープなくなり次第終了)
定休 日・祝
駐車場 なし