
6月初めより始まっている夏季限定メニューを今さらながらいただきに上がりに伺いました。

冷し煮干しそば(850円)

油感が少なく、らーめんというより日本蕎麦であり和食の趣。煮干しはしっかり効いていて、「えぐみ」とも取れるレベル。

ギュッと締まった麺は同メニューのために用意した専用細麺とのこと。薬味に茗荷と紫蘇、チャーシュー、メンマ。
シンプルで潔い一杯ながら、温度変化がないためか「表現の幅が狭まるな」というネガティブな印象を持ちました。それを補うために往々にして冷しらーめんでは変化球的な具を奢ったり、味変アイテムを添えたりするのだと思いますが、この一杯にはそういった「遊び」はなく、そうなると暑くても熱いらーめんの方が魅力的に見えて来る気がする…、そんなことを思ったりしました。
食べたもの 冷し煮干しそば(850円)
訪問日時 2014/07/24(木)11:50
満足度 ★★★★★★★☆☆☆
らぁ麺 やまぐち
ブログ http://nyami.cocolog-nifty.com/
住所 東京都新宿区西早稲田2-11-13
電話 03-3204-5120
営業 (火~土)11:30~15:00/17:30~21:00
(日・祝)11:30~17:00
※いずれもスープなくなり次第終了
定休 月(祝日の場合は翌日)
駐車場 なし
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2014/02/14 吟醸酒粕蔵出し担々麺
2013/12/14 にぼみそ
2013/07/31 鶏つけそば+大盛
2013/02/02 特製鶏そば
2013/01/11 追い鰹中華そば

2月10日(月)から始まった花の季の蔵出し味噌2014と澤姫の大吟醸酒粕を使った限定麺シリーズの後半戦、やまぐち@西早稲田は担々麺を出してきました。カウンター13席、先客12名、後客続々、食券制。

1日15食限定とのこと。食券を渡すと「お時間ください」とアナウンスがあり、それから20分ほどかかって提供されました。

吟醸酒粕蔵出し担々麺(900円)

美しい盛り付け。

スープは味の変化を楽しむタイプのようでしたので、あまり混ぜないようにしていただきました。ファーストコンタクトは辛味や胡麻の香りでスパイシー&ビター、辛旨くパンチ十分でありつつ、徐々に顔をのぞかせてくる酒粕等のコントラストもいい感じ。

その後は味噌や酒粕の穏やかで甘みを伴った味わいにシフトしていくのですが、前半の刺激が強いだけにやや物足りない感も。また、他の主張が強いために主役のはずの味噌がマスキングされているような印象も受けます。でも「吟醸酒粕蔵出し担々麺」ですから味噌はそういうポジションで良いのかな。

麺は麺屋棣鄂に特注したという平打ちの手揉み麺、スープの持ち上げ抜群です。麺線は短めですが、手揉みゆえの不規則な食感が心地良いです。

トッピングは「花の季の蔵出し味噌を使用した肉味噌」と「豚ヒレ肉を真空調理したチャーシュー」とのこと。豚ヒレは柔らかくしなやか、さっぱりしていて上品なのですが、この担々麺とのマッチングは好みが分かれそうな気もしました。
こちらのメニューは2月16日(日)で提供終了となります。
食べたもの 吟醸酒粕蔵出し担々麺(900円)
訪問日時 2014/02/13(木)11:44
満足度 ★★★★★★★☆☆☆
らぁ麺 やまぐち
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住所 東京都新宿区西早稲田2-11-13
電話 03-3204-5120
営業 (火~土)11:30~15:00/17:30~21:00
(日・祝)11:30~17:00
※いずれもスープなくなり次第終了
定休 月(祝日の場合は翌日)
駐車場 なし
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2013/12/14 にぼみそ
2013/07/31 鶏つけそば+大盛
2013/02/02 特製鶏そば
2013/01/11 追い鰹中華そば

明星食品のカップ麺「にぼみそ」発売記念スタンプラリーの参加店であるこちらへ。僕自身はスタンプラリーには積極的に参加はしていませんし、カップ麺はセブンイレブンやファミマでは見かけずいまだ未食です。
11:50着で外待ち7名、前回訪問時は12時台でも空席があったのでちょっとびっくり。

「にぼみそ」のボタンは券売機の右下、目立たないところにありました。なお、店内で食券を買ってから並ぶ人もいればそうでない人もいて、これはルールを決めて欲しいところ。また、待ちの先頭も外で待つよう指示されていましたが、スタッフが外まで来て人数を確認したり注文を取ったり席を案内しに来たりすることはない(出来ない)のでどうしても回転が悪くなりがちですね。15分後に入店、助手が2名になっていました。
食券を渡すと限定は時間かかる旨告げられましたが、レギュラーのラーメンと大差なく入店後10分ほどで提供されました。

にぼみそ(880円)

店内の掲示物によれば「スープは白口煮干とアジ煮干をブレンドした煮干し100%、味噌に負けないように煮干しだしを2段階で取り、煮干しの苦味も旨味としたパンチある仕上がり。これまでにない煮干味噌ラーメン」とのこと。

スープは油少なめでサラサラ、煮干粉末はさほど目立たないもの。ひと口目こそ苦味を覚えましたが、それも一瞬にして旨味に転じ、以降苦味はほとんど感じませんでした。これは苦旨い!上記の「苦味も旨味とした」というフレーズも納得で、伊藤@王子神谷に匹敵する旨さに感じます。ただ、どうも味噌というより醤油味に感じられるのは「煮干し≒醤油味」というステレオタイプ的刷り込みのせいなのでしょうか?

麺は縮れた平打ち麺、加水高めで表面スベスベ中モチモチ、どこか柔和な表情な麺です。場所によって厚みの変化を感じられる(変化しているように感じられる?)不揃いな食感が心地良いです。

「醤油味に感じられる」と書いたスープは中盤くらいまで印象が変わらなかったのですが、あるタイミングからちゃんと味噌味が攻めてきて大団円。それまでは舌が煮干しに支配されていたということなのかなぁ?それでも味噌が控えめなのは、これ以上味噌が強いと味噌汁っぽくなるから?とか勝手に陳腐な想像をしてみたり。
煮干しはしっかり効いていますが、同店らしい上品さも兼ね備えた「にぼみそ」でございました。満足満足(´▽`*)
食べたもの にぼみそ(880円)
訪問日時 2013/12/12(木)11:50
満足度 ★★★★★★★★☆☆
らぁ麺 やまぐち
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住所 東京都新宿区西早稲田2-11-13
電話 03-3204-5120
営業 (火~土)11:30~15:00/17:30~21:00
(日・祝)11:30~17:00
※いずれもスープなくなり次第終了
定休 月(祝日の場合は翌日)
駐車場 なし
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2013/07/31 鶏つけそば+大盛
2013/02/02 特製鶏そば
2013/01/11 追い鰹中華そば

今年1月のオープンにしてすでに名店の誉れ高きお店。カウンター11席、先客9名、12時を過ぎても満席になる手前くらいで推移していました。

「鶏つけそば」はそれまでの「特製鶏そば」「追い鰹中華そば」に続く、3月から始まったメニューです。

鶏つけそば(880円)+大盛(無料)

つけだれは鶏々して塩角が立ったもの。薄味に調整してあるとのことではありますが、結構しょっぱいです。

一方の麺には昆布だしがひたひたに敷かれているのが分かるでしょうか。その昆布だしはサラサラとしておりクセはありません。そして麺はコシの強さと不規則なちぢれやよじれによるものなのか啜り心地が良く、風味も抜群なもの。

そんなつけだれと麺の組み合わせは、食べ進めるにしたがって和だしが効いてきて軽快感が増すと共に、「そば」のネーミングにふさわしい味わいになってきます。麺はつけだれにつけても美味しいですが、つけずにそのまま食べた方が旨いくらいで、風味の良さは食後も鼻腔をくすぐるほど。

つけそば専用のローストチャーシュー。

プリプリの鶏チャーシュー。
一緒に提供される生かんずりが辛味と柑橘系の清涼感を与えてくれます。美味しかったですが、個人的にこちらはらーめん系統の方がよりいっそう好みだとも再認識しました。
食べたもの 鶏つけそば(880円)+大盛(無料)
訪問日時 2013/05/16(木)11:52
満足度 ★★★★★★★☆☆☆
らぁ麺 やまぐち
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住所 東京都新宿区西早稲田2-11-13
電話 03-3204-5120
営業 (火~土)11:30~15:00/17:30~21:00
(日・祝)11:30~17:00
※いずれもスープなくなり次第終了
定休 月(祝日の場合は翌日)
駐車場 なし
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2013/02/02 特製鶏そば
2013/01/11 追い鰹中華そば

2013年1月10日オープンの新店へ二度目の訪問です。お店の概要やメニューなどは前回の記事で紹介していますので割愛します。今回は「鶏そば」をいただきにきました。平日12時少し前の訪問で満席2名待ち。
実は初訪時に「追い鰹中華そば」を食べたことをtomi-boo御大にお話ししたところ、「神奈川県民が『鶏そば』食べないでどうするの」と一喝されまして(笑)、僕にしては異例のペースでの再訪となった次第です。

特製鶏そば(950円)
「追い鰹中華そば」とは異なる丼で登場しました。「特製」は味玉と豚チャーシューが追加されます。

キラキラと輝く、吉備黄金鶏をはじめとした鶏100%のスープ。まず表面の鶏油を掬う形で口の中はチキンチキンチキンチキン…と鶏一色に。このチキン攻撃には鶏油に慣らされた神奈川県民も大満足ですw
次第にキリッとして香りの良い生揚げ醤油が顔を出し始め、中盤から終盤に向かうにつれてそれらと鶏ダシとが徐々に一体となり、まさに「丸く収まる」という言葉がしっくり来る起承転結ぶり。

麺屋棣鄂と共同開発した平打ちストレートの中細麺は、滑らかな舌触り、弾力ある歯応え、風味、すべてが抜群に良く、非常にクオリティが高いと思います。

鶏チャーシューはふっくらとして、ふんわりさっくりとした食感。さっぱりし過ぎない適度な脂感がとても良い塩梅。一方の豚チャーシューも美味で、「旨味を閉じ込める」というのはこういうことを言うんだろうなと思わされます。サクサクのメンマも旨し。

黄身がギリギリ流れ出ない味玉もしかり。
スープ、麺、具、そのどれもが絶品、どれもが珠玉の出来であり、トータルで見てもしっかりメリハリを効かせていながら寸分の隙も感じられない、圧巻の仕上がりです。
この「鶏そば」に関しては同じような系統に69‘N’ROLL ONE@町田という超ビッグネームが存在しますが、すでに凌いでいる感があります。ため息が出るような素晴らしい一杯でした。
食べたもの 特製鶏そば(950円)
訪問日時 2013/01/25(金)11:52
満足度 ★★★★★★★★★☆
らぁ麺 やまぐち
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住所 東京都新宿区西早稲田2-11-13
電話 03-3204-5120
営業 (火~土)11:30~15:00/17:30~21:00
(日・祝)11:30~17:00
※いずれもスープなくなり次第終了
定休 月(祝日の場合は翌日)
駐車場 なし
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2013/01/11 追い鰹中華そば

2013年1月8日オープンの新店・やまぐち@西早稲田を訪れました。早稲田通り沿いにあり、馬場口交差点から早稲田方面へ200mほど進んだ右手にあります。
店主さんは麺創研かなで@府中を立ち上げた方で、その前の「麺屋にゃみ」や第2回ラーメントライアウト準優勝など、その実力は折り紙付きの方です。11:50の到着で満席、店内待ち2名。座席はコの字型カウンター11席、食券制です。

メニューは「追い鰹中華そば」と「鶏そば」の二本柱。
新店にありがちなオペレーションの問題はまったく感じられず、すぐに着席することが出来ました。僕は厨房から一番近い席に座りましたが、厨房は奥まっているため調理しているところはほとんど見えません。

要点だけ簡潔に書かれた説明書。
そして品物が提供されたのは店に到着してから15分後のことでした。前述の通り僕の到着時点で2名待ち、着席時点で少なくとも4名は未提供だったことを思うと、やはりオペレーションは良好のようです。

追い鰹中華そば(750円)
鰹の良い香りを漂わせて登場、食欲をそそります。

鶏ベースのスープは油多めですが、キリッと立った醤油、鶏、節系等、素材それぞれの旨味がクリアに楽しめると同時にまとまりも良く、「決まっている」という表現がピッタリな味わい。すごく美味しいなぁ!

麺は外注しているそうですが、製麺の知識も豊富な店主さんが京都の老舗製麺所・麺屋棣鄂(「ていがく」と読むそうです)と共同開発したという完全オリジナル。薄茶褐色の中細ストレート麺で、滑らかでザクザクしながらも押し返すような弾力もあり、小麦の風味もしっかり。かなりクオリティ高いです。

「追い鰹中華そば」には豚チャーシュー、丁寧な仕事を感じる低温調理の上品なもの。
この一杯を表現するにあたって、「和」という一文字が自然と浮かんできました。「和風」の「和」であり、「調和」の「和」であり。何しろ気持ち良いくらい無駄や迷いを感じさせない、非常に完成度の高い一杯だと思いました。
店を出る頃(12:15頃)には待ちが7名ほどに膨れ上がっていました。僕の職場からちょっと遠いのですがかろうじて徒歩圏内、願ってもない良いお店が出来てくれました(人´∀`)
食べたもの 追い鰹中華そば(750円)
訪問日時 2013/01/10(木)11:50
満足度 ★★★★★★★★☆☆
らぁ麺 やまぐち
ブログ http://nyami.cocolog-nifty.com/
住所 東京都新宿区西早稲田2-11-13
電話 03-3204-5120
営業 (火~土)11:30~15:00/17:30~21:00
(日・祝)11:30~17:00
※いずれもスープなくなり次第終了
定休 月(祝日の場合は翌日)
駐車場 なし