
飯田橋駅近くの老舗、好んで定期的に訪れているお店です。定期的と申しましても1~2年に1回という常連さんには顔向けできないレベルですが。

ちゃあしゅうそば(800円)
郷愁誘う店内でいただく一杯は、ナチュラルな甘味と鶏の旨味によって牽引される動物系清湯スープに、ゆるめのちぢれ麺。一見オールドスタイルではありますが、鶏油やラードによるコッテリ感やコクにより、複層的な味わいを楽しませてくれます。チャーシューの煮汁も使用しているらしく、それがまた旨さの肝と思われます。また、トロトロのチャーシューが逸品でここに来るとたいてい「ちゃあしゅうそば」をいただいています。
どんなに食べ歩いてもやっぱりここの一杯は僕にとって「ラーメン・オブ・ラーメン」とでも言うべき絶対的な存在で、もし自分でラーメン店を出すことがあるならば(出しませんが)こういうラーメンを提供したいなと食べるたびに思わされる一杯です。作務衣のご主人はいつも肩肘張らぬ自然体な雰囲気で、素敵な年齢の重ね方をしていらっしゃるのがまた粋です。
食べたもの ちゃあしゅうそば(800円)
訪問日時 2013/04/15(月)11:42
満足度 ★★★★★★★★☆☆
支那そば びぜん亭
住所 東京都千代田区富士見1-7-10
電話 03-5276-2339
営業 11:30~22:00
定休 土・日・祝
駐車場 なし
過去のレポート
2009/06/01 ちゃあしゅうそば
2007/11/26 支那そば

飯田橋駅近くのこちらへ久々に。こじんまりとした店内はまるで映画のセットのような昭和の小料理屋風。1階はカウンターのみ7席で先客1名、後客4名、2階席はまだ見たことがありません。

「いらっしゃいませ」と、年輩の店主さんがお冷と共に出してくれるのがおちょこに入った小梅。最初に出されたときは店主の一杯に付き合わされるのかと思ったっけ(笑)。

ちゃあしゅうそば(800円)

鶏鶏して表面がキラキラしたスープは甘~く、醤油も濃いめの味付けなので人によっては甘ったるく感じるかも。というか感じるでしょう。でも僕は大好きな味。本当に美味しい。

麺も弱いと言えば弱いけど、支那そばらしくていいじゃない、と思う。
ここはチャーシューが絶品で、箸で持ち上げると崩れるほどトロトロなのに周りはチャーシューらしい歯ごたえがあり、味もよくよく染み込んでいてホントもう堪りません。メンマも甘い味付けで「支那竹」って言った方がいいかな、懐かしい味わいです。
「好々爺」という表現がぴったりの、穏やかでやさしい店主さんの物腰柔らかな接客も含めてノー文句のお店。100円値上げしてしまったのと、いまだに喫煙可なのだとしたらそれは残念だけど。でも、古典的であろうともこういうらーめん(支那そば)こそ、いつでも食べたい一杯だと思うのです。
食べたもの ちゃあしゅうそば(800円)
訪問日時 2009/05/19(火)17:57
満足度 ★★★★★★★★☆☆
支那そば びぜん亭
住所 東京都千代田区富士見1-7-10
電話 03-5276-2339
営業 11:30~22:00
定休 土・日・祝
駐車場 なし
過去のレポート
2007/11/26 支那そば

飯田橋に古くからある(らしい)お店。12:26着。店内は昭和の小料理屋風。年配の店主も着物を羽織っており、お店とセットでいい具合に枯れた感じ。1階はカウンターのみ6席。2階席もあり、どうやらテーブル席がある様子。
1つだけ空いていた1階席に滑り込むと、お冷やとともにおちょこが出て来てビックリ。「お酒なんか頼んでないのに…?」と訝りながら中を見ると、そこには小梅が2つ入っていた。面白い。

支那そば(500円)
注文から1分後には麺提供。スープは僕にはちょっと味が濃いが、ほんのり甘くて期待通りの昔ながらの支那そばの味わい。麺は茹で時間こそ短かったものの、それでもだいぶ柔らかめ。このあたりは若干どうかと思わないでもない。支那竹はいかにも古き良き時代を思わせる、甘く、味が染み込んだコリコリしたもの。なんとも懐かしい味わいでうれしくなる。
この昭和テイストとでも言うべき一杯においてキラリと光るのがバラチャーシュー。トロトロだけど脂っこくもなく、味付けも最高で絶品!これには参った!今度は絶対にちゃーしゅーそば(700円)にしよう。
店主とおかみさんはとても感じが良く、アットホームな雰囲気。すべてをひっくるめてこれで一杯500円とはなんとも得した気分。いつまでもこのまま変わらずにいて欲しいお店だ。
食べたもの 支那そば(500円)
食べた日 2007年11月22日
満足度 ★★★★★★★☆☆☆
支那そば びぜん亭
住所 東京都千代田区富士見1-7-10
電話 03-5276-2339
営業 11:30~22:00
定休 土・日・祝
駐車場 なし